見出し画像

パワハラの構図

パワハラからの鬱で休職、そこまで行かなくても、パワハラ的な人間関係で疲弊、という人が、
1日の相談対応の中でほぼ必ずいると言ってもいいほど、多いです。

受け取るほうが敏感になりすぎている可能性もなくはないですが、
自分も先生業をやってきたこともあり、自分ではただ熱心に教えていると思っていても、受け取るほうには圧がかかっていたと気付かされることも何度かありました。
受ける立場に立ってみないと、気づきにくいと感じています。

最近、上下関係もないはずの人から、協働するときに自分自身も攻撃されるように思って、心が疲弊していたことがありました。

同時に2つ重なっていたのと、長くその人たちの機嫌を取ってきたので、もう限界だと、
結構そのような状況に強い私ですが、珍しくも距離を置くことを決断しました。

元々多くの人と、最終的には離れられる結果になっておられたお二人ですが、
才能を感じていたので、また今もそれは感じるので、惜しいと思って、これまで何とかやってきましたが、今回は自分の心を守ることを優先しました。

思うに、最近パワハラ的な言動をする人が、圧をかける相手は、
仕事の良し悪しや、利害関係のあるなしなどよりも、

優しくて、従順、反抗しない、誠実で真面目で、責められても、自分に否があるのでは、と思う人だったりすることが多いのではと思います。

圧をかけられて、怒ってしまう人には、かけないです。

つまり実は、誠実で素直で真面目、我慢強くて努力家、教え方や伝え方によっては、とても有能だったり力を発揮する可能性がある人が、潰されていっていることも多いように、相談の現場でも痛感しています。

一方的なものもあれば、うまく一緒にやれれば良い仕事ができそうなのに、片方に配慮がないことで、破綻するようなこともあります。

個人的な被害はもちろんのこと、社会的にもとても残念で大きい損失だと感じています。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?