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寄り添いつつも、倚りかからせない〜ある療育から学ぶ

SNS(チャット)相談の仕事から、電話相談の仕事に変わりました。
チャットも会話とはいえ、書いて送信する前に、一瞬変更も可能だし、書いた文章見て、客観的に考える瞬間があるけれど、
電話はそれがさらに短いのと、推敲する時間がないから、より人間や癖が出るなぁと思います。

今の職場は、尊敬できる人しかいない、と思えるくらい、人間関係に恵まれていて、
これまでも指摘されていた、自分のそういう癖や傾向を、言われずとも察することができたり、言われても素直に聞ける、そして向上しようと自然に思える環境です。

スキルが足りなくて、どこまで着いていけるかわからないですが、可能な限りは努力しようと思います。

その、癖。
相談員としては稚拙な状況ですが、合わせすぎてしまう、相手に阿る(おもねる)傾向がある。
今の職場は、そのバランスが取れている方が多くて、本人を信頼しているという温かさと冷静さを感じます。

最近YouTubeで知った、自閉症で画家の石村嘉成さん。

彼を育てた療育の指導者、河島淳子さんの方針は、叱らない、叩かない、しかし譲らない、機嫌を取らない、ということです。

その教えに懸命に従って、すばらしい画家嘉成さんを育てたお母さんは彼が小学校5年生のときに、癌で亡くなってしまうという、涙なくしては見られない嘉成さんの絵だったり、ドキュメンタリーだったりするのですが、
それは少し置いといて、

その、阿るのではなく、温かくも、本人を信頼して甘えさせない、
寄り添いつつも、倚りかからせない、そういう支援の大切さを、教わった気がします。


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