仕事の優先順位は「優劣」の話ではないよ、というお話
慢性的な人手不足に悩まされているそこのあなた!
こんにちはNovskiです。
さて今日は「優先順位」について触れたいと思います。
「優先順位をつけろ」とか「やらない事を決めろ」みたいな場面がそこかしこ四六時中あるかと思います。
優先順位をつける事はとても大切です。判断力や視座を高める訓練にもなります。
意識するしないでは日々の仕事は勿論、数ヶ月後の成長に大きく影響してきます。
しかしたまに勘違いしちゃう人がいます。
「優先順位」と「優劣」を混同しちゃう人。
どういう事かというと、「Aさんから頼まれた仕事は他の案件に比べたら優先順位が低いから来週でいいよ」と僕がメンバーに伝えた時に、
「優先順位低いからどうでもいい仕事なんだ」と解釈しちゃうのです。勿論僕の伝え方がよくないんですけど、そのメンバーの反応を見るとそういうキャッチをしている。
これがタスクの軽視だけであればまだマシなのですが、依頼者のAさんが依頼の詳細を補足しに来た時に「あ、それ来週に回したのですみませんあとでいいですか?」と対応しちゃったんです。
完全に僕の日頃のマネジメント不足なんですけど、メンバーはメンバーでちょっと他者視点がなさすぎるなぁ…あちゃあ…と思いました。
メンバーは自覚ないと思うんですけど、「優先順位の低い依頼をお願いしてきたAさん」まで軽視しちゃったんですよね。で、態度に全面的に出てしまっていた。
優先順位は低くても、Aさんにとっては大切なお仕事なのです。それをどうでもいいものみたいな対処してしまうのは、メンバーやチームの信頼を大きく損ねてしまうわけですよね。
優先順位はあくまで順番決めであるに過ぎないので、一つ一つは相手のある大切なお仕事なのです。
勿論、中にはそもそもやる必要あるの?というようなものもありますけど、少なくとも依頼が来ている以上はまずそれはそれで誠実に対応する必要があります。
繰り返しますが、「優先順位をつける」は「仕事の優劣をつけていい」という事ではないのです。
そこを勘違いして振る舞ってしまうと、信頼残高が減っていってしまいます。
後回しにするならするで、優先的に「ごめんなさい」と「遅れます」を伝えなければならないと思います。
どんな仕事にも「相手」があるので、そこはつねに意識してほしいし、僕自身も改めて強く意識しなければならないと思いました。
Novski