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親しんだ映画音楽「バックドラフト」

僕は中学生のころ(90年代中盤)から映画が好きなんだけど、映画音楽にも親しんできた。お小遣いは概ね映画鑑賞と映画サントラにつぎ込んできた。わりと早く手に入れて今でもずっと聴いているのが「バックドラフト(1991年アメリカ)」のサントラ。

これ、いつ買ったんだろう?高校生のころにはもう持っていたと思う。音楽だけでなく「バックドラフト」の映画そのものも、もちろん大好きだ。不器用な消防士兄弟が、放火事件に巻き込まれていくという話。

アホだった子供のころはこの映画のサスペンス要素なんてまったく理解していなかったんだけど、勇壮な音楽とともにシカゴの街を真っ赤な消防車が疾走していくシーンが異様にかっこよくてね。そこだけ繰り返し見ていた。(その他に、とある重要人物が殉職するシーンと、要るのか要らないのか不明なお色気シーンも見まくったことも付け加えておく。)

で、この映画の音楽。実は映画そのものより先に知っていた。「料理の鉄人」というハードな料理番組のオープニングに採用されていた"Show Me Your Fire Truck"という曲。80年代前半生まれの方なら、映画は知らなくても耳にしたことがあるんじゃないだろうか。何かが目覚めて立ち上がっていくような、勇ましい雰囲気にわけもわからず興奮したものだ。

このかっこいい曲がかの消防士の映画のテーマ曲だと知って、更に惚れ込んでしまった。以来、勇気が必要なとき、死にそうに辛いときなんかに繰り返し聴いてきた。僕は新卒で勤めた会社で全くうまくいかなかったんだけど、寮への帰り道にこの曲を聴きながら「うおおおお」ってチャリンコを立ち漕ぎをしてたのは20年ほど前の話。今はランニングをするときに聴いているプレイリストの常連だ。

ちなみにの曲、高校の時に吹奏楽版を演奏したことがあるんだけど、残念ながら薄っぺらかった。やっぱりオーケストラとコーラスが入らないとあかんね。

作曲者、今や映画音楽といえばこの人、ってくらい有名なハンス・ジマー。彼の手掛けた「インターステラー」や「DUNE」のような重〜い音楽も嫌いじゃないけど、「バックドラフト」ような、昔のシンプルで力強い曲調のほうが僕は好きだ。

「バックドラフト」といえば、USJのアトラクション。大音量でサントラが流れる火災現場を模したショーが好きだったんだけど、今はもう無いんだってね。寂しい。



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