「課題分析シート」~ケアマネ見聞録~
ちょっと今緊急で書いているんですけど
介護保険制度で動いていらっしゃるケアマネの皆様は
ケアプラン作成前に必ず「アセスメント」という手順を通ることとなっていると思います。
さて、私がいまだによくわからないことがあるのですが
このアセスメントって各種団体や個人がいろいろなシートを出していますが
厚生労働省通知に基づく23項目は必ず網羅されている事と思います。
000908749.pdf (mhlw.go.jp)
この47枚目以降に書いてある感じなので、興味のある方はどうぞ。
さて、上記資料にも書いてあるのですが
「課題分析」は「情報収集」のみならず「分析」が必要とのこと。
不肖ワタクシことのぶりん
課題分析はPCのアセスメント項目に入力し、まとめの項目で情報と方針を記載すればよいものとバカり思っておりました。
というのも
昔、あるケアマネから「あれ?のぶりんさん、課題分析がないですよ」と指摘を受けまして、ハテなんのことでしょう?アセスメントならこれです、と返したら
「これじゃだめですよ」と
何かの研修で出てきたような課題分析シートを見せてもらい「コレがないと分析したことにならないですよ」とのこと。
いやいや、アセスメントシートで情報の把握と分析できてますやん、と伝えるも「いや、それじゃダメですよ。分析は別で必要」と・・・
あのA3の「課題整理総括表」じゃないですよ。ケアマネによってはコレも必須という人もいますけど、コレジャナイです。
「課題を整理して2票に落とし込むためのシート」とでも言いましょうか
研修とかでは出てきますので確かにそういったもので分析するとプランが作りやすくなる場合もありますが、それを全員分やるのは業務的にどうなんだろう、と思いましたが
とりあえず、軸の無いワタシは言われたとおりにそれを使っていくこととしました。
※ちなみにこのころは施設系で「包括的自立支援プログラム」方式を使っていました。確かに「情報収集」の要素が強いですが、もれなく作れば分析までできると思います。
以前の居宅でもそういったシートを使っているケアマネがいらっしゃって、その人のは凄くて、まず通常のアセスメントシート(全社協方式)で把握できた課題を「課題分析シート」に落とし込んで、改めてまとめシートがあって・・・
全社協アセスメント(くっついてる「まとめ」まで記載)
↓
課題分析シート(オリジナル。23項目毎に文章で打ち込む)
↓
「まとめ」シートを作成
↓
ケアプラン作成
といった流れ。
全社協方式は認定情報等も含めた情報をマーク等していき、特記事項も記載でき、ソフトウェアによってはそれらが付随のまとめ欄に集約できるようになっているものもありますね。
で、上記の情報をさらに課題分析シートに書き込んでいます。
それをさらにまとめている。
うーん、アセスメントシートでやっていることを繰り返しているだけのようにしか見えない
これって所謂「ローカルルール」かとも思ったんですが、以前のプランチェックで「県レベルで同じルール」ということも言われたので
どうしたもんかと
確かに、アセスメントシートは情報収集の側面が強いものもあり「分析は別」という気持ちはわかる。
何しろ保険制度なので、根拠記録が必要ですから。
あと、実地指導でも「あ、しっかりされてますね」って言われたので、この方式が正しいと思い込んでいますが
だめなんですかね?課題分析=アセスメントでは。
今の職場でも同じ全社協方式なんですが、まとめ欄に書いてあるだけで「課題分析シート」は過去のケアマネ含め誰も使っていないんですよね。
というわけで、今の職場のスタイルに合わせて、課題分析シートツカワナイメンで行きたいと思った所存です。
追記:課題が見えにくかったり、複雑な場合はこういったシートを活用するとプランの方向性が見えてくる場合もありますので
一方的に無駄無駄無駄と時間を止めているわけではありませんので
先輩専門家先生方におかれましてはどうか誤解のなきよう。
あ、無駄無駄無駄って「永遠に結論にたどり着かない」みたいな意味もありましたねw
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