⭐️歴史は繰り返さないが、韻を踏む -History never repeats itself, but it does often rhyme-
1. 2011年から2020年の勝者は米国株でした。2021年から2030年の勝者も米国株であると確信できるのでしょうか。
2. S&P500とMSCI Emergenigインデックスのチャートをリーマンショック後から見てみてください。2001年から2010年の勝者は米国株ではなく、新興国株であったと言えると思います。
3. 2011年に投資家や証券の営業マンの多くは同じことが続くと確信し(信じ込み)、新興国株式や新興国債券に新興国通貨のリスクも負わせる商品が人気でした(所謂、ブラジルレアルコース等の通貨選択投信)。更に、毎月一定金額を自動的に売却させる「毎月分配型」の投信が流行りました。
4. しかし、前述の通り2011年から2020年の勝者は米国株でした。特にS&P500、NASDAQ100の上昇は個別株を売買し続けるトレーダーのモチベーションを逸失させてしまうほどでした。
5. コロナショック後に人気を博した投資対象を考察してみます。
①VTI, IVV, QQQ等のETFおよびそれらに連動するインデックス投信
②SPXL, TQQQ等のレバレッジ型ETFとそれらに連動するインデックス投信(所謂レバナス等)
③XYLD, QYLD等のカバードコール型ETF(超高配当ETF)
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