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【DataSaber】Viz投稿① 都道府県別最低賃金額の比較

はじめに

おひさしぶりです!yutoです。
現在私はTableauの認定資格であるDATA Saberに向けた取り組みをしています。本日から3回に分けて、実際にどのようなアウトプットを作成しているかご紹介していきます!

可視化において大切なこと

本題に入る前に、可視化に際し、大事にしている価値観を共有します。レクチャーをするときは以下の3つを紹介しています!(個人的に)
①読み手(受け手)がどのような情報を必要としていて、Vizualizationを通して何を成し遂げたいのかを明確にすること。
②読み手(受け手)がどのようなものに注意を向けるかを意識すること。
③どのような表現方法を用いると適切な可視化ができるかを意識すること。

最も大切なことは間違いなく①です!目的はいつでも大事!
②はPreattentive Attributesという視覚属性に関する概念についての内容です。人間の前注意的な(無意識的な)意識の向け方を考慮した可視化をそしてみようというというお話をしました。
(参考)https://zenn.dev/m_ando_abc/articles/96be6a596ae65c
③は適切なグラフ選択をサポートするために、Visual Vocabularyというリストを参考に、どのような背景のときにどのグラフが適当かを判断できる状態になろうというお話をしました。
(参考)https://visualizing.jp/visual-vocabulary/
上記のようにある程度、可視化をするときの軸やスタンスを持った状態で今回作成したVizを紹介できればと思います!


ダッシュボード

都道府県別 最低賃金比
(Clickすると遷移します)

以下に作成までの思考を紹介します!

テーマの選定

DataSaberではビジュアライズのテーマに制限はありません。そこで判断基準は以下としました。
①自分が知りたいと思える内容であること
②オープンデータとしてデータが取得できること
③可視化したときにおおよそのアウトプットイメージができること
今回は厚生労働省が発表している「令和5年度地域別最低賃金改定状況」をテーマに設定しました。

アウトプットイメージの作成

伝えたいメッセージとしては都道府県や地域ごとに賃金差に傾向があるのか、ということに定めました。そこでやりたいことを以下としました
①都道府県のデータを扱っているので地図(マップ)表現を用いたい
②ただし、都道府県ごとに指標(最低賃金額や賃上げ率)をマップ上に表示するだけだと視認性が悪くなるため、大小関係も理解しやすいツリーマップでも表現したい
③最低賃金額と賃上げ率の相関を見ることで、賃金差が拡大or縮小しているのか傾向がつかめるようにしたい
上記のイメージをアウトプットとして表現しました。

ダッシュボードからわかること

・大都市圏や関東圏ほど最低賃金額が高い
・最低賃金額が低い都道府県ほど賃上げ率が高い傾向にあり、この結果から都道府県間の賃金差が縮小しているように思われる

おわりに

このVizは初めて自身でテーマを決めて可視化したものになります。このダッシュボードはDataSaberを目指している同期にもフィードバックを頂いて完成させたものでもあります。この経験を繰り返してスキルアップするとともに、DataSaberの資格取得を目指して頑張ります!

ここまで読んでいただきありがとうございました!


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