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I LOVEアルプス食べ放題!

無音の車内って、平気ですか?

私は音楽がないと、なんだか落ち着かない。
電車の中でも小さな音で何かを聴いてニヤニヤしているし、車に至っては一人カラオケ推奨の場だとさえ思っていて、”歌えるやつ”という名の秩序のないプレイリストも存在する。

では複数が乗った車内ではどうかというと、やはり音楽はあってほしい。
話をするのも楽しいけど、ふっとできた間を音楽が和やかにする。
音の力は偉大だ。

* * *

その時流れていたのは、official髭男dismの”I LOVE..."だった。こちらの曲、みなさまは普通に聴いておられるだろうか?
私はいつもサビの「こんなに鮮やかな色彩に」のところで”ヨーデルみたいだな”という邪念が入ってしまう。

(↑ ヨーデルは1分28秒くらいのとこです)

その日はノビ夫とドライブをしており、邪念をどうしても誰かと分かち合いたくて「この曲、ヨーデルみたいだよね」と口に出してしまった。

するとノビ夫からは「ヨーデルってなに?」という返答。
ヨーデルはスイスの歌唱法で地声と裏声を交互に…だめだ、わかりづらい。
例を出すのが一番はやいけど、日本の曲でヨーデルって…あ!


「アルプスの少女ハイジの曲あるよね?
あれでペーターとハイジがぐるぐるしてるとこがヨーデル!」


こう言ってはみたものの、我ながらひどい説明だと思う。
案の定、ノビ夫は「どこよ、そのシーン」と笑っている。仕方ないので、これまたひどいクオリティでその部分を歌ってみる。

「あー、あそこね」

通じた!奇跡だ!

(↑ ヨーデルは54秒くらいのとこです)

とりあえず軽くわかってもらえたようだが、ダメ押しで
「これぞヨーデルやで!」というものを一発キメておきたい。日本の曲でヨーデル、他にないか…


…あるやん、ヨーデル食べ放題の歌が。

(↑ のっけからヨーデルです)

「やーきにくバイキングでたーべほうだい」
歌い始めると
「なに、その曲!」と大笑いするノビ夫。
え、知らないの?嘘でしょ?
習ったおぼえはないのになぜか知ってるDNA刻みつけソングというのが存在して、これとかまさにそれだと思うんだけど。


「大阪環状線の鶴橋駅はこの曲が発着音だよ」
と伝えると、
「大阪すごいな。他の駅もそうなの?」
という、とんでもない返しがきたので
「ううん、大阪城公園駅はホラ貝」
他の駅の発着音もちゃんと教えておいた。
おそらく余計混乱しているだろうが、事実なので仕方がない。
大阪環状線は各駅で発着音が違っており、ツッコミどころ満載の理由がついているのだ。

↑ 興味がある方はこちらでお確かめください


一つの音楽から話がふくらみ、こんなにたくさんの笑いと楽しい時間をくれる。やはり音の力は偉大だ。

* * *

ちなみにうちの車では、基本的に私のスマートフォンに入っているプレイリストから音を流すことが多い。
ノビ夫のスマートフォンだとSpotifyが再生されるのだが、彼宛ての”あなたへのオススメ”がだいぶカオスだ…というのがその理由である。
ちなみに昨日は「三途のリバーサイド」とか「黄泉の国」とかいうワードがちりばめられた謎のラップが流れ出し、私の度肝がオサラバしてしまった。
何を聴いていたらそんな曲をオススメされるのか、全力で知りたいところだ。

読んでくださった方の中で「あ、その曲オススメされたよ」って方がいらっしゃったら普段どんな曲を聴いているのか、是非ご教示ください。

お読みいただきありがとうございました!
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のびつま
◎ノビ夫がみんなの日々を楽しくする方法をたくさん考えているので、その開発費に充てさせていただきます◎