京都の酒
家から徒歩圏内に小洒落たバーがある。
そこで日付けが変わるまで友人と美酒片手に語り明かした。話のテーマは哲学や女性像、憧れのブランドまで幅広い。互いに思考の根本が似ていることもあって、会話は限りなく弾んだ。この日の会話を私は”時空の歪んだ会話”と表現し、友人はその表現をいたく気に入ってくれた。今思い出しても良い時間だったと滲み入る。
①立ち飲み日本酒・益や
場所、烏丸。
小道に佇むお店は全国各地の日本酒を飲むことができる。そして立ち飲み。いつも地元のお客さんで賑わっているらしく、行く際は予約必須。特に、一杯ずつ別の種類のお酒を試し飲みすることのできるセットは、友人と共に楽しむのが面白い。そして飲み比べることで、日本酒の絶妙な違いと奥深さを再確認することができる。また料理も絶品。おぼろ豆腐やお刺身、焼きおにぎりとどれも日本酒に合うものばかり。やはり今晩は日本酒が主役である。
②”日本酒のテーマパーク”・伏水酒蔵小路
場所、伏見桃山。
一つの施設内で100種類以上の日本酒を楽しむことができる。ここの面白いところは、施設内に様々な料理店が入っており、お客さんは好きなお店から料理をオーダーしてお酒と一緒に楽しむことができる。日本料理、ラーメン、イタリア料理、炭火焼きとお店の豊富さがすごい。
人気は「17種類の利き酒セット」。どれもお酒の味わいが全く違い、中にはとてもクセの強いものまで。私のお気に入りは大吟醸の”京の輝き”。
料理は干物を注文したのですが、自分たちで火鉢で炙りながら食べることができる。干物の種類はタコ、貝ひも、ホタルイカ等。干物×日本酒にはずれはない。