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自分の常識を覆せ!チャットツールで活発なコミュニケーションを生むには?

コロナ渦のあと、リモートワークが普及し、定着してる企業も多く
感じます。しかし、いまだに「コミュニケーションの壁」を抱える企業は
多いのではないでしょうか。
オンラインとオフラインの壁を超えるために様々なコミュニケーション
ツールが登場していますが、今日はノベルワークスのチャットコミュニ
ケーションツール(弊社ではSlackを活用中)の‟社内ルール”について
紹介したいと思います。

なぜ紹介するのか?
それは、ノベルワークスのチャットコミュニケーションルールが、リモートワーカーも在籍する社内でとても効果的に役割を果たしていると感じたからです!
Slackの機能性やテクニックを紹介していくわけではありません。
ノベルの「チャットツールを使う上でのルールや雰囲気づくり」が成功している点について紹介していこうと思います。

▶どんな人に読んでほしいか?
・チャットツールを導入したけど、ただ連絡ツールとして使っている
・リモートワークでチャットツールを使っているが、他社員と距離を感じる
・チャットツールでチームワークを発揮したいが、いまいち盛り上がらない

もちろん、ただ連絡ツールとして使うだけでも構いませんが、弊社が使ているslackの場合、チャット以外にも(チームコミュニケーション様につくられているので)ビデオ通話機能や、メモ機能、ファイル管理機能など、特にリモートで仕事をするのに効果的な機能がたくさん備わっています。

社員の半数がリモートで働く弊社では、私がこれまで働いたどの会社よりも頻繁に、身近にチャットツールを使ってコミュニケーションをとっています。


1、一番大切なグランドルール

入社して6ヵ月になる私ですが、やっとノベルのスラックの使い方にも
慣れてきました。
入社当初は使い方のルールというか、価値観の違いというか、とにかくそのギャップに慣れるのに時間がかかりました。

まず大前提のルールとして、チャットでメッセージをするということは
「対面で誰かが言葉を発しているのと同義」
だということです。
これまでの私の感覚は、効率重視で「知っている人が答えるから全部きちんと見なくてもいい」とか「私は関係ないからスルーでいいや」とメッセージチェックをさばいていたのですが、ノベルのルールだとそれは、目の前で
話している人をガン無視するようなもの
なのです。(それはあかん)
こう考えると、ビジネスマナーというより「人として」のお話になって
きますよね。
普段何気なくコミュニケーションをとっていますが、それは言葉・表情・
ジェスチャー・誰と一緒にいるかの状況・環境、あらゆる要素を共に
過ごしているから端折れるものがありますが、チャットでのコミュニケー
ションは、言葉と絵文字しか存在しません。

改めて考えてみましょう!
あなたはチャットツールでどんなふうにコミュニケーションをとりますか?


2、チャットコミュニケーション事例


それでは、ノベルでは一体どんなルールで、どんな雰囲気づくりがされているのか、活用例を1つづつ見ていきましょう。

①出退勤の挨拶をSlackで
 ⇒もちろんリアル挨拶もします!これでやっと全員に挨拶できたことになります。
リモートメンバーにも今日は誰が出勤していて、今この瞬間誰と一緒に働いているのかがちゃんと分かりますよね!そんな風に、「同じ環境でお仕事している環境作り」の一環として取り組んでいます。

  もちろん挨拶に対しても皆リアクションしてます。

②絵文字満載の文章
⇒質問や報告も感情表現豊かに!顔が見えない・声も聞こえないからこそ、精一杯の感情を文面で表現することがとっても大事です!上司・部下関係なく絵文字を使います

③連絡や呼びかけに対する皆のにぎやかな反応
⇒素直に嬉しい!気軽にまたメッセージしたい!と思えるんです。
例えば、コメントするほどでもないけど(返信しなくっちゃと気を遣わせるから)、気持ちを最大限に伝えたい!って時は精一杯の絵文字で皆リアクションします。
”リアクションをする”というルールがありますが、このにぎやかさはいつの間にか出来ていたそうです。皆の気持ちが溢れている瞬間は画面がとっても賑やかになって、ノベルワークスらしさが出ているなと思います。みんな他人事ではなく「自分事」として捉えているからではないでしょうか

④チャンネルに「雑談広場」「質問コーナー」がある
⇒雑談広場は何を書いても何時に書いてもOK!ふと息抜きした時の独り言、仕事とは関係なく”雑談”ができる自由の場です。
主に業務以外の話や写真をシェアする事が多いです!例えば飲み会での様子や、日常の何気ない場面や、参加したイベントの様子を、一緒に参加できなかったメンバーやリモートメンバーにもシェアしてみんなでその時その瞬間を共有し、楽しんでいます。

⇒「質問コーナー」これは、可能な限り皆が同じ職場で働いていると意識できるよう、個別ではなく、皆が見れる場で問いかけることに意味があります。普通社内で誰かが誰かに質問している声って断片的にでも聞こえてきますよね?
そうやってリモートワーカーとの沿革を飛び越えたオープンな職場環境を作り出しています。

⑤カスタム絵文字が159個ある!
⇒メンバーの名前、ツッコミ、ネタ系。
既存の絵文字では表現できないことって結構ありますよね?表現力が大事なノベルならではの多さだと思います!(ちなみにこの記事を書いている間に168個に増えてました笑)

⑥文頭に「お疲れ様です」とか書かない
⇒出社してから、ずっと同じ空間にいるのに、質問したりするとに改めて「お疲れ様です」っていちいち言わないですよね?
「お疲れ様です」と入ると、なんか文面が堅苦しくもなります。
 端的に!対面と同じテンションで質問・提案・依頼することが大事なのです!

⑦誰でも気軽にコメントをくれる
⇒何か送ったら必ず誰かが反応してくれます。これは本当にメンバーが良いとしか言えない!例えば、質問コーナーで何か聞いたとして、答えを知っている誰か一人が答えるのではなく、「もしかしたら、こうかもしれないです!一応シェアです!」って感じで何人かが答えてくれたりします。「気遣い」をすごく感じますよね。「あなたの話を聞いてるよ!」
受け入れられた気分になります。

⑧ステータスの更新(Slackの場合)
⇒ステータスは、今の自分の状況を表現するもので、例えば「在宅」「会議中」「昼休憩中」「移動中」など絵文字が自分のアイコンの横に表示されるようになっています。
なぜこれがいいかというと、リモートワークだと返信しても返ってこなかったら「本当に今働いてんのか?」と疑心暗鬼になってしまい、お互い嫌な気分になってしまいますが、このステータスを表示していれば、「あ、今昼食中だから返事はもう少し後に返ってくるかな」と、状況把握しやすくなるからです。
見えないからこそ、一緒に働く人への配慮が気持ちよく働くポイントですね。


3、初リモートの時に感じた「使いにくさ」をどう解消したか?

とはいえ慣れない私は、入社当初はしょうもないことで戸惑っていました。例えば、

【戸惑い①】今まで畏まって文章作ってたから、どんなテンションでメッセージして・絵文字使ったらいいか分からない!悩んでいる間に時間が掛かる!ああ、この時間もったいない!汗
⇒【解消】文面や絵文字で自分らしさや感情を表現することを大事にしている!
これは正直常識を覆えされました。もう、表現する方が優先される会社なので、気にしなくてよい!絵文字の選び方は「自分の表情を補う意味で選べばいい」のです。

【戸惑い②】
ちょっと複雑な質問をしたくて、めちゃくちゃ長文を書いて書き直して、でも、これってビデオ通話した方が早いんじゃないか?でも、そんな気軽にビデオ通話していいものか…?
⇒【解消】いいんですっ!(笑)
分からないことがあって説明が複雑であれば、今都合がいいか聞いて、サクッとビデオ通話しちゃいましょう!それがお互いにとって一番効率がいいのだから。
今までの常識を覆しましょう!


4、マインドセットする

要は、「チャットで会話する感覚」に慣れることです。新しいマインドセットが必要でした。チャットを介して隣りの人に話しかける感覚で、気軽にメッセージしたらいいし、メッセージじゃわからなければ気軽にハドルミーティングすればいいのです。

どちらの戸惑いも、「会って仕事する」が普通だった世界での常識でしたが、今は「いかに遠隔でも、ツールを活用して、対面で仕事しているのと同じようにスムーズに働くか」の優先度が高くなってきました。自由に自分の好きな場所で、もしくはライフイベントに合わせて働ける時代です。
そうなるとこのチャットツールをいかに使いこなせるかで、仕事効率が大きく変わります。ですが一番重要なのはテクニック論ではなく、ユーザーが「お互いを思いやれるか」です。

例えば、一番特徴的と言えるチャットコミュニケーションルールがあります。
それは、上司だろうが文面に絵文字を使ってもいいし(もちろん礼儀はあるが)、絵文字でリアクションしても良いというものです。代表の満村が率先して「ちゃんと反応しよう!表現豊かに!」ということを伝えてきました。

面白くて笑ったなら「笑った絵文字」やコメントを返すことで、事務所で起こっていることを、リモートのメンバーにもシェアすることができる。リモートメンバーが抱える壁はタイムリーに事務所の会話をキャッチできないことなので、少しでもその壁を低くすることにもつながります。
今この瞬間もリモートメンバーと一緒に働いている感覚を忘れずリアクションして、コミュニケーションをとっていく配慮」が、リアル&リモートワークのコミュニケーションを円滑にし、壁を低くしていくのだと思います。


5、ノベルのコミュニケーションの土台

実際にノベルのメンバーがSlackを使う際に気を付けていることを、
いくつか聞いてみました。

▶ノベルメンバーはチャットコミュニケーションでどんなことに
気を付けてるの?

・リモート同士同じチームで働くメンバーとは、ちょっとした作業が完了したら「終わったよ!」とか「こういう風にしました~!」とかいう情報共有を逐一しています。そのほうが一緒に働いている気分になれますよね。

・自分が喋り言葉で話す時のニュアンスをそのまま打つよう意識してます。
「そそ!」「ほんまかいな!」って感じで。会話の勢いや盛り上がりとかを再現するために、できるだけリアルに自分のリアクションや感情を表現したいからです。そのほうが楽しく仕事できますもんね。

・リモートの時はすぐに返信できるよう、スマホを常に持ち歩いてました
「なんで返信が来ないんだろう?」と不安にさせないように。トイレに行くときとかもずっと持ち歩いていましたね(笑)

・あえて、文体を崩しています「わかりました」→「おけす!」
チームメンバーとの会話が堅苦しくならないように意識して崩すようにしています

実際出社するのとリモートでは、情報量が全く違います。
例えば、服装、持っている小物、話し方、食べるご飯など、出勤していればあらゆる場面でどんな人なのかを読み解くピースを見つけられますが、リモートだと皆無です。
そういった情報全てを補うには、絵文字や文章の工夫や、ビデオ通話を駆使して、全力で表現していくことが大事です。
ですが、その頑張りをリモートメンバーだけに負わせるのではなく、出社メンバーも、双方からコミュニケーションを取りに行くことが、一方にストレスの掛けないフェアな方法ですよね。

そうやって、コロナ渦も経て醸造されてきたのが今のノベルのチャットコミュニケーションです。働く社員同士の「気遣い」という土台があるからこそ、その上に活発で皆が発言や自己表現をしやすい場が成り立っているのだと思います。


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