冷蔵庫来た。
ついに我が古民家に冷蔵庫がやってくる。
冷蔵庫は少し距離が遠いのと、女2人では持てなさそうということで、業者に移動を頼んでみた。
冷蔵庫をいただく予定のお家へ2人で向かう。
道すがら家主への手土産としてケーキ屋さんのクッキーを手に入れた。
引越し業者の来る時間ははっきりと決まっておらず、15〜17時の間に来るとの約束であった。
きっと家主と私たちでまったりとお茶をしていたら業者から連絡が来るだろうと思われる。
以前も伺ったことがあるお家なので場所は把握済みだ。
順調に家に近づいているので、15時には確実に家に着くだろう。
14時50分の運転中の車内に電話がかかってきた。引越し業者だ。
15時には着きそうです。
思ったより全くもって早い。
いや、仕事が早いことはいいことだ。
それにしても引越し業者が着くか、私たちが先に着くか、危うい状況になってしまった。
もっと余裕を持って出発すべきだったのは言うまでもない。
14時55分、件の一軒家に着いた。
まだ引越し業者は来ていない、セーフ。
それにしても人の気配がない。
家主はどうやら近くの喫茶店にいるらしい。
私は家の前に残り、引越し業者が来た時のために備えた。
30秒後くらいに引越し業者の車がやってきた。
まだ家主は来ていない。早い。
家主が走ってやって来てくれた。
その後ろを冨岡が追っている。
挨拶もそこそこに慌ただしく冷蔵庫の運搬が始まってしまった。
あっという間に布で梱包を済ませると、ヒョイとトラックに運び込んでいく。さすがプロ。
業者の方は他の現場を少し手伝ってから冷蔵庫を持って来てくれるようなので少し時間に余裕ができた。
冷蔵庫だけではなく、ラップやビニール袋、鍋やフライパン、トースターに、山ほどのトイレットペーパーなどたくさんのものを頂いてしまった。
私の車がトイレットペーパーと布団で埋め尽くされ、全く後ろが見えなくなってしまった。
向こう1年はトイレットペーパーを買わなくて良さそうだ。
挨拶を済ませると古民家へ向けて出発した。
まだ引越し業者が来るには時間があるので、明日の予定に向けて再びケーキ屋さんで焼き菓子を入手した。
古民家に戻り、車の荷物をなんとか家に運ぶと、一息つく暇もなく業者が冷蔵庫を持って来てくれた。
思っていたよりも若干大きめだったその冷蔵庫は、とてもいい感じに古民家の謎な窪みに収まってくれた。
これでやっとなんちゃって冷蔵庫からの脱却を実現できるのだ。
冷蔵庫をくださった家主様に感謝の意を表明する。