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体験すること


元々住んでいた実家は築26年であった。
そこそこの年月は経っているものの、隙間風に悩まされることも、音が響くこともない普通の家であった。

そこからの古民家生活はきっと家の作りの違いに発見を見出すことが多いのではないかと思っている。

そして今回考えなければならないのは

害虫対策、である。

家の鍵をもらって1番始めにバルサンをしたが、それも友達の助言がなければその考えには至らなかったであろう。

一緒に住む予定の冨士さんは、実家が趣ある古民家で、私よりも数段害虫駆除のための知識が豊富だ。

ブラックキャップを用意して水回りや玄関などに設置した。

ムカデホイホイを玄関外へ置いてみる。

緊急処置用のキンチョールをすぐ手の届くところに置いて、もしもに備える。

今のところ、掃除に来ている間にそういった害虫に家の中で遭遇したことはない。

しかし住んでみると、夜などにカサカサ活動しているのかもしれない。
油断は禁物だ。

ブラックキャップやムカデホイホイなど普段買わない買い物というのは私にワクワク感を覚えさせた。

今まで生活用品を買う機会がほとんどなく、自分のためにこんなにお金を使って買い物をしたのは久しぶりなように感じる。

今まで何にお金を使ってたんだという疑問が浮かぶ。
私が専ら使っていたのは他人との交際費や人にプレゼントするモノが多い。
自分への投資といえば旅行や体験、サービスが多かった気がする。

いろいろなモノを買い物カゴに入れていくのはとても面白い気持ちである。

思えば仕事で必要なモノたちを買い物カゴにぽいぽい入れていくのも楽しかった。

消費者側っていいなと思う反面、生産者側でいることが自分の正しさな気もしている。

かといって今はほとんど何も生産していない。
人間ってよく働いてエラいな。

少し話が脱線したが、古民家に住むことで出会える体験や自分の感情の行方を楽しみにしているということだ。

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