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【実生活に活かすキャリア理論】ジョン・L・ホランドのキャリア理論を活用しよう
こんばんは。今日も1日お疲れ様です。
転職相談のタカハシさんです。
私は新卒で某大手JTCに入社し、人材業界を経て、現在は独立して皆さまのキャリアのお手伝いをしております。
(転職エージェントではありませんので中立的な立場から記事をお届けいたします!)
「どんな仕事を選べばいいのか分からない」「自分にはどんな仕事が向いているのか分からない」というあなたにおすすめしたいのが、ジョン・L・ホランドのキャリア理論です。
ホランドの理論を使えば、自分にぴったりの仕事を見つけやすくなります。では、彼の理論がどんなものなのか、どんな風に活用できるのかを説明しますね。
ジョン・L・ホランドとは?
ジョン・L・ホランドは、アメリカの心理学者で、仕事選びについて研究した人です。彼は「自分に合った仕事を選ぶことで、仕事がもっと楽しくなる」と考えました。そして、仕事に向いている性格タイプを6つに分け、これを「RIASEC理論」と呼びました。
RIASECって何?
RIASECは、ホランドが提案した6つの性格タイプの頭文字です。それぞれのタイプに合った仕事があり、自分のタイプを知ることで、より自分に合った職業を選びやすくなります。では、1つずつ見てみましょう。
1. 実務的タイプ(Realistic: R)
実務的なタイプは、手を使って具体的な作業をすることに喜びを感じる人たちです。機械や道具を使って物事を作り上げることに魅力を感じ、問題解決や実務的な活動を得意とします。
向いている職業例:
・エンジニア
・建設作業員
・自動車整備士
・農業
2. 調査的タイプ(Investigative: I)
調査的なタイプは、理論的で分析的な思考を好み、問題解決や学問的な探求に興味を持ちます。科学的なアプローチで物事を探るのが得意です。
向いている職業例:
研究者
科学者
医師
データアナリスト
3. 芸術的タイプ(Artistic: A)
芸術的なタイプは、創造性を発揮して自由に表現することを好みます。美的感覚や独創性を大切にし、感情を表現する方法として芸術的な活動に魅力を感じます。
向いている職業例:
・グラフィックデザイナー
・作家
・音楽家
・映画監督
4. 社会的タイプ(Social: S)
社会的なタイプは、人と関わることに喜びを感じ、他者の支援や教育に興味を持っています。対人関係のスキルが高く、他者と協力して社会貢献することに満足感を得ます。
向いている職業例:
・教師
・カウンセラー
・看護師
・ソーシャルワーカー
5. 企業的タイプ(Enterprising: E)
企業的なタイプは、リーダーシップを発揮し、ビジネスやプロジェクトを推進することに関心があります。積極的で説得力があり、目標に向かって他人を導く能力があります。
向いている職業例:
・営業職
・起業家
・マーケティング担当者
・政治家
6. 慣習的タイプ(Conventional: C)
慣習的なタイプは、組織的な仕事を好み、計画的で精密な作業を得意とします。データ処理や管理職など、安定した環境で秩序を守ることに強い関心を持っています。
向いている職業例:
・会計士
・事務職
・データ入力
・経理
自分のタイプを知ることが大事
自分がどのタイプに当てはまるかを知ることが、ぴったりの仕事を見つけるための第一歩です。自分に合った仕事を選ぶことで、もっと仕事が楽しくなり、長く続けやすくなるかもしれません。
性格診断テストを試してみよう
自分のタイプが分からない場合、ホランドの理論に基づいた「性格診断テスト」を受けることができます。これを使えば、自分がどのタイプに当てはまるのかが分かります。インターネットで簡単にできるテストもあるので、試してみてはいかがでしょうか?
自分のキャリアを考える方法
もし今、どんな仕事を選ぶべきか迷っているなら、次のステップを試してみてください。
自分がどのタイプに近いかを考える 自分が「物を作るのが好き」「人と関わるのが得意」「数字を扱うのが好き」など、どんなことに興味があるのかを考えてみましょう。
そのタイプに合った職業を調べる それぞれのタイプに向いている職業を調べて、実際にどんな仕事内容なのかを理解しましょう。
プロに相談する キャリアコンサルタントに相談して、さらに自分に合った仕事を見つける手助けをもらうのも一つの方法です。
まとめ
自分にぴったりの仕事を見つけるには、自分がどの性格タイプに当てはまるかを知ることも一つの手段です。
「どんな仕事を選べばいいのか分からない」と悩んでいるあなたも、少し視点を変えて、自分の性格に合った職業を探してみましょう。自分に合った仕事で働くことができれば、毎日の仕事がもっと楽しく、充実したものになるはずです。