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『シリアからきたバレリーナ』の本

キャサリン・ブルートン 作  尾崎愛子訳  平澤朋子 絵(偕成社)


シリアからの難民として、イギリスに渡ってきた子どもとその家族の話です。
以前に、ナチスから逃れるために子どもの移住:キンダートランスポート政策を行ったイギリスへ渡った話の『アンナの戦争』ヘレン・ピーターズ著 尾崎愛子訳(偕成社)を読み、心にジーンとくるものがありました。
今回もそうです。同じ尾崎愛子さんの訳です。

シリア難民のことは時々テレビニュース等で見ましたが、そこにいる一人の子どもを取り巻くさまざまな問題にまで、気持ちが及びませんでした。
でも考え見ればそうなんです。突然、住む家も国も奪われ、親までもいなくなり・・・難民登録が認められるにもさまざまな過程を経なければなりません。着の身着のままで逃げてきた彼らには証明書もなく、言葉の通じない異国での申請も思うようにはなりません。
迫害や紛争から逃れるために自国を離れたまだ幼い子どもたちも。
シリアは世界で最も多い難民を出した国なのだそうです(2020年末)
他国で、正式に難民認定されるまでには長い道のりが・・・

最近、rosieさんにしては珍しく?元気がなくて?家にこもってドラマを見たり、読書に明け暮れたりするのがよくて・・・
それでも所属する会の集まりなどはあるので、出かけることも多々ありますが・・・まあ、年相応かしら?

でもこうして勧められるままに、本を読めば・・・胸があつ〜くなり、何か応援したくなります。その出来事をまずは知ることだけでも大事なことだと。それが子どもに関わることとなれば、なお一層のこと。

みなさま、ぜひ一読をおすすめします!

では みなさま ごきげんよう。

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