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【都内の保活】保育園へ入れるためのスケジュール

そろそろ子どもが生まれるということで、保育園について調べてみました。
調べてみると結構複雑で世の親たちはこんな難しいことをやっているのか…と素直に尊敬しました。
せっかく調べたので、備忘も兼ねてまとめていきたいと思います。


①やるべきこと

 保活だ!と思ったらまずやるべきことは、やるべきことは何なのかを調べることらしいです。
もちろんこのnoteでもこの後書いていくんですが、落ち着いて体系的に理解するためにも、今後いつでも確認できるようにするためにも本を買うのがいいかなと思います。
私は以下の本を参考にしました。2016年の本なので若干情報は古いですが、全体像を掴むのにはわかりやすかったです。結構前に出ている本なので、図書館とかで借りてきて読むのもいいと思います。

まず保育園の種類を理解する

まずは保育園の種類を把握しましょう。
細かく分けると認定こども園とか地域型保育事業とか色々あるのですが、まずは以下の二つに分けられます。

  • 認可保育所

→都道府県知事の認可を受けている
→保育料が所得で決まる
→申し込み書を市役所や区役所へ提出する

  • 認可外保育施設

→都道府県知事の認可を受けていない
→保育園ごとに決まっている
→申し込み書を保育園へ提出する

"認可外"というと基準を満たしていないヤバイ保育園みたいですが、そうではありません。柔軟なニーズに対応するためにあえて認可を受けていなかったりするところもあり、一概に避けるものでもありません。
むしろ、近くの保育園は認可も認可外も全部見学してみるくらいの気概でいる方が良いらしいです。高校受験で公立も私立も受けるみたいな感じですかね。

入園時期を把握する

出産予定が例えば
①2026年7月の場合
この子を2027年4月から入園させる場合、0歳児クラスに入園させることになります。
→2027年4月1日時点でこの子は0歳
②2027年3月の場合
この子を2028年4月から入園させる場合、1歳児クラスに入園させることになります。
→2028年4月1日時点でこの子は1歳

これが0歳児クラスと1歳児クラスの基本的な考え方です。そして早生まれの方には残酷ですが、①の方が一般的には入りやすいとされています。
なぜなら②のケースの場合は、2026年4月~の年度に生まれた赤ちゃんが2027年4月に0歳児クラスに入園しており、そのまま1歳児クラスに上がるからです。
1歳児の枠が13人あります!と謳っている保育園でも0歳児クラスから10人上がってくるのであれば、実質3人しか枠がないので、倍率があがるということですね。

1年は育休をとるしそれから保育園かな…となんとなく考えている方も、最初に訪れる4月に何とか飛び込む計画も考えてみてもいいかもしれません。
※早くても生後57日後からしか預かってくれないというのが一般的ですので、そこはご留意ください。

近くの保育園を把握する

リストを作成するために、家の近くの保育園を把握しましょう。
徒歩10分以内、徒歩15分以内、自転車で10分以内と段々と範囲を広げていくのがいいと思います。まだ候補づくりの段階なので緩く判定していきましょう。
グーグルマップとかでリストを作って場所を保存しておくと、一目で位置関係がわかるので、便利です。
余裕があれば実際に歩いてみると、坂があって大変だな、とか子供連れてだとここは通れなそうだから表記より時間かかりそうだなとかも見ておくといいです。
リストアップしたら、それぞれの保育園のサイトを見てみて雰囲気をなんとなく見てみましょう。何人預かっているのか、保育士は何人いるのかなどの情報であれば見学前にわかったりします。

また、現在は東京都内限定ですが、以下のマップも見やすかったので使ってみてください。

自分の指数を確認する

妊娠がわかって自治体に行ったときに質問すると、自治体の保育園入園の指数のつけ方が書かれた冊子を多分もらえます。
「父親が週何時間以上勤務している」「母親が週何時間以上勤務している」「介護しなければならない家族が家にいる」とかそういう条件がいっぱい書いてあって、これにより指数が決まるという代物です。
「この家保育園に預ける必要性高そうだなぁ」という度合いを測す値って感じです。

これをまずは自分で計算してみて指数を把握しておきます。
そして、作った保育園リストの昨年度の合格最低値指数を自治体に聞いて、志望順位の調整をすると、絶対無理なところに気持ちだけで志望するより合格率が高まるというわけです。
指数を教えてくれない自治体もあるので、「この保育園に預けられたご家庭は共働きですか…?」など具体的な条件でなんとなく聞き出してみましょう。
なんか受験と就活と婚活の合わせ技みたいですね。

なお、認可外保育園はこの指数によって決まるものではないのでご注意ください。

②スケジュール

以上を前提として以下のようなスケジュールで動くのがいいと思います。

4月:保育園の情報収集&リスト作成
5月~6月:保育園の見学&リストの更新
7月~9月:必要書類の準備(就労証明書など)&希望保育園の絞り込み
10月~11月:入園の申請
※入園申請時期は自治体によって異なる

つまり、出産予定日によっては、出産前から動き出す必要があるということです。

③感想

正直なんでこんなことをしなければならないんだという気持ちがありますね。もはや子供への愛情があればできる、みたいな話とは全然違うような…。
病院と保育園と自治体が連携することでもう少し自動化されないのだろうかとは思いますが、運営母体が違いすぎて統合アプリとか作るのも大変そうですし、そうなったらそうなったで、その運用をハックする人とかも出てきそうなので、慎重に進めるしかない気はしています。トップダウンでドーンとわけわからない仕組みが出来上がっても嫌ですし…。
共働きが当たり前になり、育児への参加率の男女機会が均等になってきたことで「効率化されるべきだよなぁ」と思う人の数や思う人の属性の種類がだんだんと増えていって、今まで起こらなかったような変化が起きるといいなと思います。

あと、私含め世の男性は女性よりも子供が出来る自覚を持つのが遅いみたいです。なので、こういった情報を掴むのも遅れます。
そうは言っても、病院に一緒に行ったら入れず待っていて後で報告を受けるだけだったり、配られる冊子がママ向けのものが多かったり、男性が質問に行くと対応があっさりとしていたりとまだまだモチベーションが上がらないのはわかります。
解決策としては、初めてのパパ系の本を何冊か読みましょう。そうすると少し実感が沸いてくるはずです。
そしたら実際の1ヵ月児のタイムスケジュールを見てみましょう。時間刻みで寝る時間が無く大変そうなことがわかります。
さらに余裕があれば抱っこの仕方や沐浴の仕方の動画を見てみましょう。実際に生まれたら出来るようになるでしょと思っていたら意外と教えて貰わないとわからないコツがあったりします。
こうやって必死に勉強すると、奥さんとも同じ目線で話せるはずです。もちろん、2人で焦ってしまったらそっちの方が問題なので、「それは今から心配するのは早すぎるから生まれてから考えよう」と安心させてください。必死に勉強した人の言葉であれば届くと思います。

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