[ホロライブ同人小説]:『ホロゲート』第7章(最終章)
第7章 終幕?
ホロゲート事件は解決した次の日の夜。今日は事件解決を祝してパーティをすることとなっていた。司会はマリンが行っていた。
マリン「えー。事件解決を祝して乾杯!」
会場に『カンパーイ』の声が響く。そして、マリンは持っていたジョッキをグイっと飲み干すと愚痴を始めた。マリンは事件解決のため、音信不通のメンバー捜索を行っていた。対象は0期生さくらみこ、3期生の兎田ぺこらだった。彼女たちは秘境の地にあるカジノへ遊びに言った情報があり、連絡が取れなかったため安否確認しに行っていたのである。マリンは到着すると唖然した。ぺこらたちは大当たりが連発。興奮のあまり2人が奇声を上げて、周りのお客に大迷惑を掛けていたのである。そんな状況を目の当たりにしたマリンはズカズカと入っていき、2人の首根っこを掴みカジノの外へほおり投げ、数時間説教をした。ちなみに、バカンスに夢中で2人とも連絡に気がついていなかったようだ。
あやめとミオとフブキは同じテーブルで食事を楽しんでいた。
フブキ「あやめは妖刀に支配されてなくて助かったよ。」
あやめ「うーん。あんま覚えてないんだけどねぇ。」
ミオ「あやめとの戦いは大変だったけど、不思議と殺意は感じなかったから支配されてないんだろうな。って思ったよ。」
この3人はお互いの有志を称えあうようにお酒の飲んでいた。
ココはノエルとフレア、シオンに平謝りであった。ノエル、フレア、シオンはゲートの影響なんだから気にしなくていいと言っているが、『先輩』の手を煩わせたことへの罪悪感でいっぱいであった。そこへちょこ、るしあがやって来た。
ちょこ「シオン、どうだった?私のポーションは黒魔術が結構強力になったでしょ?」
シオン「ちょこせんせー、ありがとう!でも、もう効果は無くなったみたい。」
ちょこ「また、強力な黒魔術が使いたくなったら私のところに来て。“特別な”レッスンをしましょ♡」
シオンは恥ずかしくなり顔を赤くした。ちょこにはもう強化はしないことを伝えた。
その他のメンバーも楽しく飲んでいた時、会場のマイクにハウリング音が流れた。会場は静まり返り、皆が会場のステージ側を見た。
スバル「ねぇ、ちょっとまって。スバル元に戻ってないんだけど。」
会場は静寂に包まれる。昨日、ホロゲートを治した際にスバルの姿は元に戻らなかった。ホロゲートの影響を受けた者は意識を失うと自我を取り戻すことを確認していたため、スバルは宿に帰って眠ったのであった。しかし、朝目覚めてもアヒルの姿のままであった。
おかゆ「スバルちゃんのアヒル化は今回の事件と別件ってことか。」
スバル「いや、そうな冷静な分析せんといて。」
スバルの華麗なツッコミにころねが『アヒャヒャ』と独特の笑いを見せる。
ノエル「でも、その恰好も愛くるしくてとってもいいですよ!」
みんながスバルの周りに集まりべたべた触り始める。
ロボ子「僕が調べた感じだと、未知のウイルスに感染しているね。ちょこ先生と協力して特効薬作っておくよ!」
アヒル「ちなみに、どのくらいで特効薬は作れそうッスか?」
ちょこ「1ヶ月くらいかなぁ」
アヒル「1ヶ月⁉」
こうして、無事?一連の事件は解決し、ホロワールドに再びいつもの日常が訪れるのであった。