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はじめてのnote|今回、小説を配信させていただきます。

はじめまして!駒路幸紀と申します!

小説に初挑戦!皆様、よろしくお願い申し上げます!

 皆様、はじめまして!駒路幸紀(こまじ ゆきのり)と申します。あっ、先に申し上げておきますと、これはペンネームであります。

 この度、noteという素晴らしいプラットフォームをお借りし、小説を書かせていただきます。タイトルは「最後の決断〜Escape from the Philippines」と申します。

簡単な小説の中身を(あらすじみたいなものです)。

 国民の平均年齢が日本の約半分(約23歳)。一方、平均年収は日本の約3分の1(約138万円)。日本同様、島国(7000超)でもある国。まだまだ書き足りませんが、これがフィリピンのリアルです。

 他方、アジアでも有数の親日国だと報道される一方、日本人犯罪者が潜伏する事案や、最近では繁華街での強盗被害に遭うなど、よろしくない話題も伝わってくるのがフィリピンの一面です。

 そして近年では中沙諸島(スカボロー礁)や南沙諸島(スプラトリー諸島)一部の領有権を巡り、度々衝突が起きている当事国の一つもフィリピンです。2024年に入り、一層衝突事件が増えているのですが、残念なことに、あまり日本のメディアでは取り上げられていないように思うのは私だけでしょうか?
 
 さて、こうしたフィリピンですが、明るく人懐っこい国民性が好まれるのか、日本人観光客も多く訪れます。特にフィリピンが好きすぎて、年に何度も足を運ぶ人なんかは「ピン中(フィリピン中毒)」などと言われます。かつては蔑称の様に使われていましたが、今では自称する人も少なくありません。そして今回の小説「最後の決断〜Escape from the Philippines」の主人公は5人のピン中のオヤジであり、舞台はフィリピンの首都、マニラが中心です。

 平穏な生活、というよりは、ピン中オヤジたちは夜な夜な、仲間が経営するKTVと呼ばれる、女性が接客してくれるカラオケパブに入り浸り、フィリピン生活を謳歌していました。ところがある時、スカボロー礁などの領有権を巡り、「かの国」との衝突が激化します。当初は海上での小競り合いだけだったものが次第にエスカレート。コーストガード同士の戦いは次第に拡大していきます。

 フィリピンに滞在する外国人たちは徐々に帰国を始めますが、それでも多くの人々は国内に留まります。しかし、「侵食」はゆっくり、確実に訪れます。第一段階は「かの国」による軍事力の誇示。マスメディアは一斉に、軍事的脅威を訴え始めます。第二段階は突然のネットワークダウン。原因不明のシステム妨害や攻撃が一斉に起こります。各所でサーバがダウンし、フィリピン全土でインターネットの使用が困難になります。この時点で外国人を中心に帰国ラッシュが始まりますが、航空会社の運航システムにも影響が及ぶと、空路での移動がほぼ不可能に。

 そして第三段階を迎えます。深夜、マニラの各所で大規模な火災が発生します。フィリピンでは時々あることだと市民たちはあまり関心を寄せませんでしたが、ある夜発生した大規模火災で、ついに犠牲者が出てしまいます。合わせて原因不明の発砲事件が頻発。比較的安全だと言われた地域でも同様の事件が発生します。

 オヤジたちはようやく重い腰を上げ、日本への帰国を検討しますが、日本を捨ててフィリピンに来た一人は帰国を拒みます。するとフィリピン人の彼女を持つ一人も帰国しないと主張。帰国話は結局、宙に浮いてしまいます。

 そんな中、オヤジたちの一人に、日本大使館から連絡が入ります。その内容はある女性を探し、日本に連れ戻してほしいという依頼でした。ピン中オヤジの一人が実は、元自衛隊精鋭部隊の隊員だったのです。まさかの展開にオヤジたちは動揺しますが、これも何かの運命と、全員で女性を探しに向かいます。さて、女性は見つかるのか?そして無事帰国できるのか?さらに、ピン中オヤジたちの運命やいかに?

本編に入る前に、色々とお約束(免責事項や無料・有料のお話)を。

 当然ながら、本作品はフィクションです。一部実名(お店の名前や社名など)を使わせていただきますが、登場人物や彼らの背景は全てフィクションであり、実在の人物、団体などとは関係ありません。また、領有権を主張している一方の国の国名はあえて「かの国」と称させていただきます。理由は「はじめに」の中で書かせていただいております。

 次に、配信方法についてご案内します。
 当初は完全無料で、原則毎日配信させていただきます(お休みが入る際はあらかじめご案内申し上げます)。定期的に有料化にシフトさせていただきますが、できる限り安価で配信させていただければと考えております。

 文章量は新聞の連載小説を目安に設定しております。また、空行は少なめとさせていただきます。近年のWeb小説と比較しますと、読みにくいと感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、小説としての「(話の展開を)読むリズム」を重視したいと思っております。それでも原稿マスタ(大元の原稿を私はこう読んでいます)よりは改行を増やす予定です。

 最後に、配信にあたり、時間を優先するため、文字校正が至らず、誤字・脱字が発生することが多々あるかと思います。気づいたところで随時修正してまいりますので、こちらにつきましてもご容赦いただければ幸いです。

その他、お伝えしたいこと。

 今年の10月より書き始め、ある程度描き溜まったところで今回の配信スタートとなりました。初めて書く小説に、戸惑いも多々あります。フリーライターとして15年ほどお仕事をさせていただいておりますが、それでも初めての試みって、幾つになっても緊張するものですね。あっ、ちなみに私、もうすぐ55歳を迎えます(笑)。

 今回、フィリピンという国とフィリピンに”恋した”オヤジたちをモチーフに書かせていただくのですが、取材を重ねるたびに、私もピン中の門を叩いてしまいました(笑)。そんな、ピン中入門者がどこまで書けるかわかりませんが、お付き合いいただければ幸いです。

 本編に入りますと、文体が「です・ます」から「である」調に変わりますので、「なんだか偉そうな文章だなぁ〜」なんて思われそうで、内心ドキドキしておりますが、多めに見てやっていただければと思います。

 では、明日より本編の配信を開始します。どうぞお楽しみください!

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