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大自然と人々が紡ぐ冬の日常

ここは豪雪地帯、奥越地方

勝山・大野を合わせて奥越地方というが紛れも無い豪雪地帯だ
大雪のニュースで全国版で出ることも結構ある
クリニックから車ですぐのところにスキー場もあるし
30分くらいのところには普通に3メートル積もる集落もある

除雪後の雪が溜まるとすぐ背丈を超えて向こう側が見えなくなる

朝の雪かきは大変だけど楽しい

雪かきは大変で、朝出勤前に1〜2時間雪かきをすることもある
でも、僕は結構これが好きでもある
もちろん体が健康で、まだ嫌になる程に住んでる期間が長くないからかもしれない
それでも雪かきの時はちょっとワクワクする

自然との対話ー心と体がひとつに

雪かきは吹雪の中でも汗をかくくらいハードでもある
でも、やっているうちにだんだん無心になってくる
もちろん「次はこの辺りをやっていこう」とか「また降ってきたなー」とか考えてはいるけれど
そして耳ではイヤホンで音楽やpodcastを聴いてはいるんだけれど

自分の体と、雪かき道具と、大自然とだけに集中していける感じがある
自分の体がどんな状態か見つめがら、いかに効率よく雪を綺麗にしていくか
そして雪と風と、雪を捨てる川とそこに住んでる生き物と

こんなに分厚く雪が積もっても川の鴨は元気

雪国のコミュニティ

時々は周りの人との交流もある
住んでいるのが一軒家ではないので駐車場も広く、除雪が必要
普段は挨拶するくらいだけど除雪の時は少し話したりもする
そうやって、近所にどんな人が住んでるのか知ることで生活に安心感が生まれたり

晴れた日曜日、ここぞとばかりにみんな雪かき。屋根雪を降ろす人も。

大自然と人間と

この記事を書いている間、日々雪が降り積もり
ここ4年間では一番積もるくらいにつもった
除雪でできた壁は3〜4mくらいのものがザラにあって、それが町中にいくつも積み上がっている
それでもこの地域の人は「まぁこれくらいで助かった」って
雪が降らない日には全速力でその雪山が撤去されていく

大自然の圧倒的な力と
そこで生きてきた人たちのしなやかな力
雪国の冬はそれをひしひしと感じる

大変なことも多いが綺麗で心洗われる




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