アタッチメント(愛着)障害
アタッチメント障害は、乳幼児期に養育者との情緒的な絆がうまくつくれず、対人関係でトラブルを抱えてしまうような状態をいいます。
主な養育者は、必ず母親である必要はありません。
なお、アタッチメントは和訳すると「愛着」になります。
養育者との情緒的な絆をつくるのに特に重要な時期は、生後から1か月半くらいまでとされています。
具体的には、乳児の空腹やおむつの汚れ、眠たいけれど眠れないといった満たされない状況の時に、養育者がすぐに応じて子どもの要求を満たそうとすることで、養育者との絆が徐々に深まっていきます。
また、物理的な要求を満たすだけでは不十分で、笑顔で声をかけながら、抱っこやおんぶといった肌と肌のふれあい(スキンシップ)が、子どもに安心感をもたらします。
情緒的な絆が不十分なままだと、アタッチメント障害を引き起こします。
アタッチメント障害の原因としては、虐待、過剰なしつけ、無視、養育者の度重なる交代、きょうだい間差別など、愛情を注がれない状況があげられます。
アタッチメント障害には、2タイプあります。
「反応性アタッチメント障害」
警戒心が強い。人を避ける、攻撃的、など。
「脱抑制性対人交流障害」
警戒心がない。
知らない人に近寄る、など。
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