ロボティクス・アズ・ア・サービス(RaaS)
ロボティクス・アズ・ア・サービス(RaaS)は、ロボットをクラウドベースのサブスクリプションサービスとして提供するモデルをいう。これは、ソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)と同様のアプローチを、ロボットに適用したものであり、企業がロボットを購入する代わりに、必要なときに必要なだけレンタルすることができる。
RaaS市場は急速に成長しており、2023年には18億ドル(約2,531億円)の市場規模に達し、2028年には40億ドル(約5,626億円)にまで成長すると予測されています。この成長は、業界全体での自動化需要の増加や、RaaSモデルが提供するコスト削減効果によるものだそうだ。
物流業界:自動倉庫管理や配送ロボットの利用が進んでいます。
製造業:生産ラインの自動化や品質管理にロボットが利用されています。
小売業:在庫管理や顧客サービスにロボットが導入されています。
医療業界:手術支援ロボットや患者ケアロボットが利用されています。
これは面白いと思った。
アームロボットやAGV(無人搬送車)/AMR(自立走行搬送ロボット)といったロボットを、機動的に運用できるのは、これらの業界におかれた企業にとっては。大変魅力的である。
ただ問題もある。
これらのロボットは、調達さえすれば、すぐに運用できるものではないからだ。製造装置や自動倉庫といったエッジシステムや、MES(製造実行システムシステム)、WCS(倉庫制御システム)といった上位システムとの連携も必要となる。また、ロボット間での協調動作はどうするのか?
これらへの対応含めて、RaaSサービスを提供できる仕組みが必要である。
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