モヤモヤをネタにしようと思ったら英語の効能を語っていた
こんばんは!すき家では牛丼中盛りをよく頼む保健師summerkiwiです。
今回は飲食店で遭遇したモヤモヤ出来事を書きます。
書こうと思った理由は、日常の中でふと遭遇する出来事は一瞬違和感をもたらして感情が動かされるから2、3日は頭の片隅に残るけど、1週間もすればすっかり忘れてしまう。そして、何事もなかったような日常が繰り返されていくことに気付いたからです。そんなふうに生きていて、自分って何者?いざ自分のクセや傾向を言語化しようと考えても、あまり浮かんでこない。
だから日々の違和感を丁寧に感じ取って言語化して、自分は〇〇な対応を受けると△△感じやすいみたいに、自分の傾向分析に役立てようと思ったのです。
自分の思いを言語化する、他人に伝えることはずっと苦手でした。例えば相手の意見が自分の意見と異なっていた場合、自分の意見を伝えることは相手を否定する行為のような気がしていました。だから、「そうだね〜」とか言って適当に合わせる。たぶん、相手を否定したくないというよりも否定する人と思われたくないという自己防衛。後は、否定する=傷つける、悲しませると思い、必要以上に傷つけたくない思いもあったと思います。これは過去に自分が否定されて傷ついてきた経験からの過剰反応と思います。深掘っていくとどんどん沼にハマるのでこの辺にしとこう。
英語スクールはこの苦手を鍛える訓練の場にもなっています。なぜって、必ず毎回「What's new?」で始まり、「Do you have any plans?」で締められるから。
そんなに毎日ドラマチックなこと起こらんわと「Nothing special.」と答えることは簡単だけど、それだと得られるものがないので何かしらをひねり出して答えます。ここで陥りやすいのが「こんなこと言ってもつまらないだろう」「こんなことしてるなんて知られたら恥ずかしい」と勝手に自分にかけてるブレーキ。頭の中で一瞬自分と奥底の自分とがせめぎ合い自分会議の結果、操作された「Nothing special.」
特に日本人はあれこれ余計なことを考えすぎだとつくづく思います。
私も最初はそうだったので、この授業前後の会話を苦痛に感じることもありました。でも、何で私はこのアメリカ人の前でカッコつけようとしてるんだ?私は相手に好かれるために、評価してもらうために自らお金払ってココに来ているのではない。「英語力を上達させるために来ているんだ」とシンプルな目的に立ち返ってからは、おもしろいことを言う必要ないし、自分がどんな生活をしていようと相手には関係ないと吹っ切れるようになりました。
そこからは気軽に会話できるようになり楽しめています。cookってよく言ってます。時には誇張でも創作でもバレることはないし、会話が盛り上がるのでアリでしょう。正解、不正解の世界ではなく、とっさに言葉を捻り出して英語を使う練習なのだから。
さらに、自分の思いを話すことには単なる練習だけでなくメリットがある。それは、他者の意見を聞けるチャンスに恵まれること。思ったことを自分の内側だけに閉じ込めていると、モヤモヤ嫌な感情に支配され、決めつけや偏見に繋がりやすい。放出して共有することで他者とのズレや一致具合を確認することができて、自分を客観視することができる。
英語を学んで良かったことのもう一つは、意見と人格を分けて考えられるようになったこと。
「That's my idea.」これは私の考えです。
「Do you have any ideas?」何か考えはありますか?
「Your idea is a little strange.」あなたの考えは少し奇妙です。
「That's a good idea!」 良い考えですね!
英語ではideaがとても重要視されます。例えば上記の「Your idea is a little strange.」の主語はYouではなく、Your ideaです。英語は主語を明確にします。
日本語は主語を省略しても成り立ち、結論を後回しにするので、全体を曖昧にすることができます。言語と文化は密接に関わっている。
それゆえ、受け手は話し手の言いたかったことを変に想像したり、混同しやすい。もし会話の途中で「少し奇妙です。」と言われたら、私自身が奇妙だと言われているように受け取ってしまう。
主語と結論を明確にする英語に触れ続けたことで気付けたのは、自分の意見を言うことは時に相手の意見を否定する場合もあるけれど、決して相手自身を否定する行為とは別物だということです。そうしたら、異なる意見でも積極的に言えるようになってきました。むしろ楽しい。共感されるのは嬉しいけど、発展がない。私はこう思うよって違う視点の意見を聞けたなら、そんな考えもあるんか!おもろ!って思える。
「I don't like you but I like your ideas!」も起こり得る。
前置きが長くなりすぎてしまったので、本題のモヤモヤパートは次回書きます。
こんなんですが、ありがとうございました。
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