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【異国の地で文化体験と英会話】ひとり旅 in Hawaii③ワクワクの入国とローカルスーパー堪能編

女性ひとりでアメリカ行く時の第一関門は入国審査だろう。
とりあえず怪しまれるらしい。

入国審査

予定時刻よりも30分ほど早くダニエルKイノウエ国際空港に到着。
曇りで強めの風が吹いている。湿気を含むモアっとした空気、暑くはない。

少し歩いた先に停車していたバスに乗り込むよう誘導される。私が乗り込んだ時点で座席は埋まっており立っていたが、これでもかこれでもかと人が詰め込まれていく。
ぎゅうぎゅう詰めのバスがゆっくりと動き出す。ハワイのバス内は冷房がきついとは聞いていた通り、容赦ない冷風が吹き付け巨大冷蔵庫に閉じ込められているよう。私は長袖パーカーを羽織っていたので良いが、半袖とノースリーブのカップルは寒そうにしていた。

このままどこへ連れていかれる??一抹の不安がよぎるも、ほどなくしてバスは到着。到着ターミナルとメインターミナルが離れているのでバス移動だったようだ。他の乗客の後をついて歩く。

入国審査場所は多くの人。どこへ行けばいいのかわからないが適当に並んでみた。横一列に審査官のブースがある。パスポートを手にしている人が多いので真似してパスポートを手元に持つ。
多くの人でわちゃわちゃしてる中、私はeSIMを使えるように設定する必要あり、人知れずスマホと格闘。どうやらつながったようだ。これで一安心。

列に並んでいると自分の番が近づく。
斜め前のブースで無表情のシュッとした黒人男性審査官と若い日本人女性が対峙している。執拗に?問答が続き、女性は困り顔で何か訴え続けている。両手をオーマイガーのジェスチャーした後に腰に当て審査官を睨みつけてため息。ほどなくして別の女性職員が彼女の元にやってきてどこかへ連れて行かれてしまった。
えっ、、こわ!

連れて行かれた女性の立っていたブースの左隣、丸顔黒人男性審査官に呼ばれた。
いよいよ自分の番だ。簡単な英語でのやり取りはできる自信があったので緊張はない。それよりもようやく念願の現地人との英会話と思うと嬉しくてワクワクしていた。

「ハロー!」笑顔で挨拶。パスポートを見せる。
彼はにこやかに対応してくれる。
指を下の画面に当てるよう言われてるんだけど、向きとかやり方がわからないでもたついていると私の指を持って動かしてくれる。よくわからずされるがままで会話を続ける。全ての指の指紋を取られたようだ。「初めて?」「何日間?」「泊まるホテルは?」などの質問に一つずつ答えていく。

「ひとり?」イエスと答えると、「友達に会いにきたの?」イエスイエス!連呼してしまった。
遡ること1ヶ月前、ハワイ行きが決まったことを英語スクールの先生に話したところ、ハワイ在住の卒業生Aさんを紹介してもらえた。渡航前に何度かメールやりとりを繰り返し、Aさんが空港まで迎えに来てくれることになっていた。初対面といえど freiend だ。私の返答は嘘ではない。おかげで怪しまれずに済んで助かったー!!

最後に審査官から家族について質問された。
「夫は一緒じゃないの?」日本で働いていると答えると笑ってくれた。最後に夫の職業を聞かれ、楽しんでね!と笑顔で手を振り見送ってくれた。

初めての入国審査、スムーズに突破!

というか、人によるやん。
審査官によって天と地の差。一つ違いで優しい人に当たってラッキーだった。
その後ターンテーブルで荷物を受け取り、無事一人でハワイ入国完了。

出口を出て建物の外に。Aさんに指示された場所を探すためウロウロ。

送迎車が行き来する場所に辿り着いた。大きな荷物を抱えた人々が通路で待ち、一方向に次々と車がやってきては乗り込んでいく。

待っている時にあることに気づいた。
ハワイはアメ車で溢れてるとイメーシしていたが、通り過ぎていく車のエンブレムはトヨタ、トヨタ、レクサス、外車、トヨタ。

トヨタ率!半分以上占めてないか? すごいなメイドインジャパン。

個人客ピックアップ場所 壁の数字が待機場所を知らせる目印に


ドキドキしながらその場で10分程待ち、無事にAさんと合流。
初めましてだけどすぐに打ち解けられたのは、パワフルさと暖かさで迎え入れてくれるAさんの放つ空気感と、英語が好きで同じ師匠を持つという共通点。
異国の地で共通点ある日本人と会うとこんなにも安心感があるのかと思う。

空港を出るとすぐにフリーウェイ。かっ飛ばしてワイキキ方面へと向かう。
知らない土地、初めて見る風景はどれも新鮮でおもしろい。

アクティビティその1:ローカルスーパーマーケット巡り

買い出しに行くからと途中でスーパーマーケットに連れて行ってもらった。
最初に立ち寄ったのは、シティスクエアショッピングセンター内のスーパー。

観光地ではないので地元民の日常生活が垣間見えるのが私にはおもしろい。
車から外に降り立つと湿気を含んだ生ぬるい空気と風が心地よい。
気候は沖縄に似ている気がした。太陽ギラギラのイメージだったが、4月曇りの日はこんなものなのか。Tシャツの上に長袖羽織ってちょうどよい。

淡いグリーンの外観がおしゃれ


初めて見る外国のスーパーマーケットに一気にテンション上がる。
この後度々遭遇することになるが、サイズ感とかスケールがとにかくダイナミック!

山積みにされた色とりどりの野菜達 グラム量り売り


区域ごとにいくつかの異なる業者が集合しており、肉コーナー、魚コーナーもあった。
日本のように少量ずつパック包装されているわけではないからそのままドーン!
って感じでやはりスケールでかい。

ここでは東南アジア系のスタッフを多く見かけた。通い慣れればレジスタッフとの日常会話もお楽しみルーティンの一つらしい。
下向いて黙って並ぶ客と黙々と作業する店員という日本の光景と比べるとフレンドリーかつ対等な感じ。

買い物を終えた後、隣のドリンク店で南国らしさを感じながら休憩タイム。
ここはフレッシュフルーツを使ったスムージーを楽しめるお店。種類が豊富で迷ったが、無難にタピオカ入りパイナップルスームージーにした。現金のみで$6~7。
やはりビッグサイズ! 


 Thang French Coffee & Bubble Tea にてくつろぎタイム。
緊張感をまとい、まだハワイには馴染めていない頃

飲みきれないスムージーを片手にAさんとの会話を楽しみながら、次の目的地へとドライブは続く。

アメリカの道路は右車線、左ハンドルなので日本と逆。
助手席は右側だが体が勝手に左側へ行ってしまったり、交通ルールに慣れるまでには時間がかかる。

いつの間にか、大きな建物が増えて景色は先ほどのシティスクエア付近よりも都会ぽくなってきた。今自分はどこにいる?

次に立ち寄ったのは、ターゲットという大型スーパーマーケット。
その時は知らなかったけど、アメリカ全土でチェーン展開している大型ディスカウントスーパー。

駐車場にトヨタの白色軽トラックが停車中で思わず、軽トラ!?と叫んでしまった。日本の軽トラも最近増えてきたらしい。

赤い◎ がトレードマークのターゲット。
中はさすがにアメリカン仕様で長袖必須の寒さ。

ここでハワイに着いて初めてトイレを利用したが、うん、日本と違う。

個室だけどがっつり個室ではなく仕切りがあるだけ、便座の蓋はない、銀色の横長の大きなトイレットペーパーホルダー、流すボタンの位置がどこかわからず数分格闘、手洗い場の風が出てくるハンドドライヤーの風が爆速で一瞬で乾く
など。トイレ文化の違いを体験し、日本のトイレは綺麗だと絶賛される理由がわかった。

店内は明るくて綺麗。カゴも赤色で少し丸みを帯びたデザインがおしゃれ。高級店かと思いきや良心的な価格で普通のスーパーだ。広々しているからか人はまばらに見える。
1階は衣料品も売っていてカラフルな衣類や水着が気持ちを明るくさせる。水着の現地調達も楽しそうだけどあいにく(2着も)持参していたためパスして2階の食品エリアへ。

天井に向かってそびえる巨大な棚には食品が整然と並んでいる。
とにかく1個1個のサイズがデカい!ポテチの袋は日本の3倍くらい。
2個で15%オフなどまとめ買いするとお得だよ!との表示がめっちゃ誘惑してくる。
夫のお土産リクエストであるチョコレート、他のお店の方が安いかもと教えてもらい、ターゲットでは買わず。

パンに塗って食べると美味しいとAさん激推しのビスコフのクッキーバタークリームと私チョイスの巨大ポテチ2袋、レモン味ツナパックを購入。
会計はセルフレジで。Aさんに習い初めての買い物。

ハワイでは基本レジ袋もらえないのでマイバック必須。
Aさんの車の中には予備のマイバッグがいくつか転がっていた。
スーパーはしごでの買い物を終え、ワイキキのホテルへと向かう。

無事ホテルまで送り届けていただきAさんとはここでお別れ。
空港で合流できたのが10時過ぎ、ホテル着が13時前。
地元民の生活に密着した貴重な経験ができてとっても楽しかった!
一人だったら知らずに終わっていたよ。

濃厚な時間を過ごして絶好のスタートを切れたことに感謝しかない。Aさんと英語スクールの先生に。

いよいよここから一人。
まずはホテルチェックインに挑む。


次回は、ハワイ初日午後、周辺散策とアラモアナビーチまで歩きくたびれた話






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