「ひとりで生きられそう」って それってねぇ、褒めているの?



わたしの大好きなハロプロのJuice=Juiceというグループの曲です。
『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』
曲名がこれです。長いです。
略して「ひとそれ」です。


この曲は5年前の曲なんですが、その頃ハロプロはこういう強い女を歌う曲がまだギリギリあって、とても好きでした。

モーニング娘プラチナ期(2007〜2011年あたり)の曲とかもかなり好きです。「SONGS」「男と女のララバイゲーム」「リゾナントブルー」「気まぐれプリンセス」「愛して愛して後一分」など、好きな曲を挙げ出したらキリがありません。


話が逸れますが、モーニング娘。「SONGS」の出だしの歌詞もかなり攻めてます。


生きるのが下手 笑うのが下手 上手に甘えたりもできない 
恋愛も下手 付き合いも下手 すごく大切にしたいのに



こんな感じで、不器用な強く見られがちな女の子をつんくさんが表現してくれてます。


で、「ひとそれ」はつんくさんの作詞作曲ではないのですが、ハロプロの作詞作曲陣がつんくエキスをギュッと詰めてできたネオ不器用女の子だと思っています。


出だしは宮本佳林ちゃんというクッッッソ可愛い女の子がバチバチに歌ってくれてて最高です。

この曲を芸人のラランドのサーヤちゃんが数年前にテレビで歌っていて、それもとても良かったです。

サーヤちゃんも多彩で社長業もやってるから、強い女に見られて、本当の自分とのギャップ感じているのかななんて思いました。



以下「ひとそれ」の歌詞です。


「ひとりで生きられそう」って

それってねえ、褒めているの?

意地っ張る心だって 誰か溶かしてよ




アナタなしではダメみたい、と

涙したドラマのヒロイン

抱かれた右肩 か弱さが

まぶしすぎて目を逸らしたわ




少しヤワな子ばかり 幸せを手にしてく


お決まりの幕切れよ アンフェアな世の中ね



「ひとりで生きられそう」って

それってねえ、褒めているの?

強がり隠す弱さ 誰か見抜いてよ

「頼りにしてるよ」なんて

それって喜んでいいの?

意地っ張る心だって 誰か溶かしてよ



本当は寂しがりやなとこ

少しだけバラしてしまいたい



だけど私自身を 幸せにできるのは

結局は私だけ 勇敢にならなくちゃ



「ひとりで生きられそう」って

それってねえ、褒めているの?

強がり隠す弱さ 誰か見抜いてよ


確かなオアシスとか

どこにも残ってない時代さ

たくましく推し進む力を 誇れ



「ひとりで生きられそう」って

それってねえ、褒めているの?

強がり隠す弱さ 誰か見抜いてよ

「頼りにしてるよ」なんて

それって喜んでいいの?

意地っ張る心だって 誰か溶かしてよ

「ひとりで生きられちゃうの」

それは素敵なはずでしょう?

胸張る私になって 誰か愛したい


いや、別に自分がこうだと言いたいわけではないんです。

最近思いだしたことがあって、「普段ちゃらんぽらんだけどたまにやる気を出して結果を出す人と、普段から真面目にコツコツ頑張っている人だったら、前者の方が人から好かれやすく良い印象を持たれやすい」ということ。

要はいつも出来ている人は、出来ることへの評価基準が高いため、常に頑張っていなければ評価されないし、頑張っていることが当たり前という評価なのに対して、たまに本気を出して結果を出す人は、普段期待されていない分、出来た時の評価がかなり高く、周囲もその印象が残りやすい。


つまり適度に手を抜き、失敗しても「てへへ、やっちまいました〜!」と可愛げを出していた方が評価されるということです。


そして普段真面目な奴が失敗すると、周囲は「あいつ出来るっぽく振る舞ってるけど、意外とダメだな」的な見られ方をします。


めっちゃ損してます。人生めっちゃ損してるんです。
私はできない人間なんです、期待しないで!って開き直って振る舞ってた方が評価されるなんて。


ひとそれの歌詞を見て、女の子の強がりも同じようなことだなと思いました。


そうだよ、
少しヤワな子ばかり幸せを手にしてく


そりゃそうでしょうよ


人に甘えられる人の方がかわいいに決まってるでしょ


だが、つんくエキス製作陣はそんなヤワな女の子になれ!とは言いません。


「ひとりで生きられちゃうの」
それは素敵なはずでしょう?
胸張る私になって 誰か愛したい

そう、それは本当は素敵なはずなんですよ。
一人で生きられるのってすごいことなんですよ。
だから胸を張って生きろ!胸を張って誰かを愛したらいい!と言ってくれます。


私はハロプロ信者、つんく信者、つんくエキス信者なので、平成の強がり女のまま生きてゆきます。

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