
【全文無料】ユキメノコ・エクササイズ②【シティS3】
こんばんは。サッタです。ポケモンカードについて考えたことをまとめるためのツールとしてこのnoteを書いています。よろしくおねがいします。
というわけで、今回はユキメノコ・エクササイズ第2弾ということで、シティリーグ・シーズン3に出場した記録を書こうと思います。ちなみに結果は3−3です。トーナメントに進出したわけではないのに、noteなんて、と思わないわけではないですが、こういうものの記録にも意味があるのかもしれません。また、ユキメノコに興味がある人の参考になれば、と思います。
はじめに(デッキの選定)
新環境。
以前にユキメノコ・ワークショップ④でも紹介した通り、ユキメノコは不世出のパートナー、カイを失いました。展開力が大きく下がり、「ベンチにユキメノコ2体」までに、どうしてもターン数がかかってしまうようになりました。
一方で、Fのスタンダート落ちに伴い、ミライドン、古代バレット(含むトドロクツキexデッキ)、ルギアといった強敵たちも姿を消しました。カビゴンLo、ロストバレットといった比較的組みやすい相手も姿を消しました。天敵ドラパルトやボム軍団は健在です。レギュレーション変更初日には、ミロカロスstallが大暴れ。リザードンも宝石をエンジンに復活の兆し。というわけで・・・
わからん。
結局、新環境のカードを入れたデッキというよりは、これまでの使い慣れたデッキでやるしかないと判断。しかし、その後、ユキメノコ・エクササイズ①で取り上げたように、なんとユキメノコマシマシラでシティを制するデッキが登場。思い切って、その構築に寄ったデッキを作りました。「ブラッドムーン」ガチグマアカツキex以外に200点以上の打点を出せるポケモンがいないデッキ。どう響くか「エリカの招待」。足を引っ張らないか「オーガポンいどのめんex」・・・。ちなみに、シティ本番前はジムバトルとリモートポケカで10戦1勝。ほろ苦どころじゃない。かなりビターな新レギュ。微調整しながら、出来上がったリストはこちら。

対面の記録
1回戦 対 ドラパルトサーフゴー(後攻)
さあ、緊張の1回戦。
相手が先攻。コレクレー、ドラメシヤなど大事なたねポケモンが並ぶ相手ベンチ。こちらは後攻。スタートポケモンはスボミー。サポートはペパーからスタート(全体的にペパーにはよく触れたので、事故って負けた試合はありません)。プレシャスキャリーを入れて、ベンチを用意。ユキメノコ、ユキメノコ、マシマシラ、マシマシラ、ワニノコ。「むずむずかふん」。
2ターン目。手札からドロンチ進化。サポート「シアノ」でサーフゴーexを3体並べるも、相手の動きは明らかに重い。「ゴールドラッシュ」起動のための鋼エネルギーを引き込むことができず、そのまま終了。こちらの番で、ハイパーボールなどでユキメノコを2体並べる。3ターン目、さすがにゴールドラッシュでスボミーきぜつ。グッズロック解けるも、ワニノコでかじりつくなどして、動きを遅らせる。その後サイド1枚ずつ取られるも、ダメカンがそれなりに乗ったところで「ワザマシン デヴォリューション」。サイド4枚取り。相手は残ったキチキギスex「クルーエルアロー」でサイド取られるも、ガチグマアカツキex「ブラッドムーン」でキチキギスexきぜつ。
◯(サイド 4−6) 1勝0敗

2回戦 対 ボムドラパルト(先攻)
ジャンケン負けて後攻取られる。まぁ、良くない予感しかしないわけで。
こちらユキワラシでスタート。あちらスボミーでスタート。後攻1ターン目からもちろん「むずむずかふん」でグッズロック。こちらユキメノコはなれず。相手ドロンチ進化して、「ていさつしれい」で手札を潤沢に。3ターン目からファントムダイブが飛んでくれば、崩れ行く盤面。なんとかドラメシヤをワニノコで縛って時間を稼ごうとするも、ヨノワール「カーストボム」がボカンボカンと壁が一掃。こちらは成す術はなし。ボムドラパ強し。
✗(サイド 2ー6) 1勝1敗
3回戦 対 大空洞ライコポン(後攻)
ジャンケン勝ち。後攻ゲット。ペパーからプレシャスキャリーを拾って、バトル場スボミー、ベンチ、スボミー、ユキワラシ、ユキワラシ、マシマシラ、マシマシラ。
1戦目の結果より、やっぱりスボミーは強い、ということで、スボミーが2枚とも山札にいれば、2枚とも出すことに。そして、グッズロックをかける。
「やることありません。番、返します」
となれば、展開はこちら有利に。マシマシラに悪エネをつけ、ユキメノコに進化。相手さんは、ホーホー出して、準備。バトル場のタケルライコexにスボミー倒されるも、スボミー2号出撃。もうホーホーも準備が出来て、いつでもヨルノズク「ほうせきさがし」でグッズロックの効果は低下しているものの、時間を稼いでくれるのはありがたい。スボミー倒れる。ワニノコ出る。カウンターキャッチャーでヨルノズク呼ぶ。といった、定番の害悪しぐさで動きを遅らせる。で、「いてつくとばり」でヨルノズクがきぜつしたあたりで、こちらのサイド2枚。となれば、もはや気持ちはブライア。「アドレナブレイン」で相手ベンチのオーガポンみどりのめんexを気絶させたところで、ガチグマアカツキex。「ブラッドムーン」で試合終了。以前のレギュレーションではなかなか勝てなかったライコポンに勝てて、ちょっと嬉しい。
◯(サイド 4ー6) 2勝1敗

4回戦 対 Nのゾロアーク(後攻)
さあ、勝ち越し。まだまだいけるぞユキメノコ。4回戦スタート。
相手「Nのレシラムです」
自分「ユキワラシです」
手札にサポートはペパー1つ。ゾロアークデッキならレシラムはぜひとも縛って、時間稼ぎがしたい。しかし、手札にエネは悪1枚。レシラムを縛るためには、オーガポンいどのめんexでなくてはならない。サイドが2枚取られるオーガポンはできれば出したくない。出したくないが、「Nの城」でも出された日には、とっとと逃げられてしまう。これは千載一遇のチャンスかも・・・。ええい! ペパー! ネストボール!(プレシャスキャリーはサイド落ち) 緊急ボード! 悪エネつけて、「すすりなく」!
止まった。相手はベンチを並べるだけで、攻め手はなく。しかし、自分も止まった。何も引かない。ユキワラシはユキワラシのまま、ベンチに座っている。むぅ。と唸っているうちに、相手は繰り返す「リファイン」じゃなかった「とりひき」。そして、出てくるモモワロウex。しはいのくさりで入れ替え自由になってしまったら、もう巻き返す手段なし。イノセントフレイムが淡々と打ち込まれて終了。

5回戦 対 ピジョットリザードン(先攻)
マリガン。ここで「ワザマシン デヴォリューション」を見せることになったのが、つまずきの第1歩。ぐぬぬ。
相手ポッポ、自分スボミーでスタート。ペパー→プレシャスキャリーでいつものメンバーを呼び出して、グッズロック。「ワザマシン デヴォリューション」を見てる相手は「ジニア」でしっかりピジョンを手札に。それでも、ユキメノコが割と速く2体立ったので、進化したリザードやピジョットにダメカンを乗せつつ、ボウルタウンで出てくるヨマワルをアドレナブレインできぜつさせていく。そして、デヴォリューションのタイミングを狙う。「ミストエネルギー」はなさそう。アンフェアスタンプの手札干渉を受けつつも、何とかデヴォリューションを打ち、ピジョットとリザードンを消すも、後続のヒトカゲまで手が回らなかったことから、再びリザードンex登場。少しずつ押し返されていく。
残りサイド2−2の場面で焦った自分がアドレナブレインで、相手のピイを気絶させてしまう。サイドは残り1枚になったが、これでカウンターキャッチャーは使えない。相手がこちらのユキメノコを取り、サイド1−1。ガチグマは手札にあるが、「ブラッドムーン」では、リザードンのHPには届かない。残された勝ち筋は、ポケギアで「ボスの指令」を当てて、ベンチのイーユイ(「エリカの招待」で当てていた)を取ること。山札は残り20枚ほど。ボスは2枚ある。イケる! てやあっ!
ハズレ。
あとは、そのまま取られておしまい。一応ガチグマでは殴りました。後半のプレイミスがそのまま勝敗に繋がるという目も当てられない負け方。しゅんとなる。

6回戦 対 ホップのザシアン(後攻)
相手ホップのザシアン。自分スボミー。後攻。ペパー。プレシャスキャリー。いつものメンバー。グッズロック。抵抗力で0点だけど、さあ、どうだ!?
相手「せつなぎりで、スボミーとスボミーで」
あ、そうか。
というわけで、後攻1ターン目でサイド2枚献上。マズすぎる。しかも、相手のベンチにはラティアス。ワニノコかオーガポンを出さなくては、呼び出し札すら意味のないものに。しかし、やらなければ、そのまま殴られ続けるだけ。ワニノコで縛る。「ポケモンいれかえ」で逃げられる。ワニノコきぜつ。オーガポン出す。「プライムキャッチャー」で外される。ユキメノコきぜつ。相手サイド残り2枚。ここでオーガポン出したら、きっちり終わってしまうので、マシマシラ1号をバトル場に。マシマシラきぜつ。残りサイド1枚。相手のベンチにはもう1体のホップのザシアン。まだエネは着いてない。
ええい、やることやるだけよ。というわけで、ガチグマ登場。ナンジャモで手札干渉してから、バトル場のホップのザシアンを突破。そして、相手もストップ。ザシアン出るも、ガチグマ突破できず。しかし「ブラッドムーン」明けのターンはこちらも何もできず。そして、相手も何もできず。最終ターン。残ったマシマシラ2号のアドレナブレインでラティアスをきぜつさせた後、「ブラッドムーン」で試合終了。
相手のドロー事故(ポケモンをほとんど引けなかった)こともあって、このデッキとしては非常に珍しい5−0からの巻き返し(?)で勝利。

おわりに
3−3でフィニッシュしたわけですけど、相手が考え込んでプレイしている様子や、プレイミスしなければ・・・と思う場面があるということは、環境への一刺しを狙うマイナーデッキとしては、まだまだ可能性があると感じました。(単純に誰をどう縛ったら勝ちにつながるか考えるのが楽しい、というのもある。そういう意味では、カビゴンLOの正当後継者なのかも)実際に、ホップのザシアンを採用して、ダメカンばらまきのスピードを上げたデッキが結果を残しましたね。
とはいえ、対戦相手がみなさんナイス・ガイでとても楽しくプレイすることができました。真剣さと楽しさが緊張のなかでぐるぐるする真剣勝負はやめられないですね・・・! サポートなど採用カードをもうちょっと詰めて、また頑張っていきたいと思います。
ではまた。まだまだユキメノコ・エクササイズは続く・・・かも。