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歩みをとめるな。~2024天皇杯FINAL敗戦ポエム~

天皇杯決勝を終え、関西へ直帰する家族を東京駅まで送り、帰宅して一息ついて、こうして筆を執っている。
これは次に、天皇杯の決勝か、リーグかルヴァンかACLか分からないが、タイトルマッチを直前に迎える未来の自分が見返すために書く。

今日はまず、
タイトルに手が届かなかった悔しさ。
宇佐美とともに戦えなかった悔しさ。
前半はペースを握れていたのに、という悔しさ。
枠内シュートは1本しか打たれていないのに、という悔しさ。
ダワンのヘッドが入っていれば、という悔しさ。

宇佐美がいれば、という虚しさ。
宇佐美のケガがなければ、という虚しさ。
宇佐美がいる状態でもう一回やりたい、という虚しさ。
宮本恒靖が宇佐美貴史へカップを手渡しするというドラマを見れなかった虚しさ。

そんな悔しさと虚しさが頭をよぎる。

けれど、冷静に考えてみると、
国立の半分をガンバサポーターで埋めたあの壮観さ、
層ごとのコールの盛り上がり、
久々の決勝コレオの完成度、
何よりカップFINALまで連れて行ってくれたということの幸せさも、どこか胸の奥底にひそんでいる気がする。

今回の天皇杯決勝を迎えるまで、どれほどワクワクしたことか。
久々にタイトルをあと1勝でつかみ取れるチャンスを目の前にしたときの期待と緊張なんて、日々の暮らしで味わうことはなかなかない。

個人的には、2020年の元日決勝。
最強だった川崎Fになすすべもなく負けてから絶対いつかリベンジをするんだと信じて、あの国立をあとにした。
そのときの思いがあってこその今回の期待と緊張だった。

しかし結果はまたしても準優勝。
歴史をひっくり返すのはなかなか難しい。
いつかまた(もちろん最速で)この悔しさを晴らすためにまた1戦1戦後押しを続けたい。

方向性は間違っていないはず。
サッカーの内容・質も、自分個人のサポーターとしての在り方も。
だからこそ、歩みをとめずに、前を向いて次のタイトルマッチに出会うその日まで1勝1勝を積み重ねていきたい。

ということで、来週また新潟で大きい声でサポートしたい。


2020天皇杯FINAL


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