クラウドGPUに移行したらAIイラスト作成がすごくラクになった件(GoogleColabよりオススメ)
この記事は、「もうNovelAIやnijiジャーニー、Holaraでは物足りない!」「でもグラボの強いPCがありません!」という方の参考になると思われる記事です。
GoogleColabからPaperspace Gradientに移行したら作業環境が非常に快適になったのでメモがてら残しておきます。
【Paperspace Gradientのよいところ】
●月8ドルという定額でクラウドGPU開発環境(Proプラン→nvidia RTX A4000)を借りられる。(月額を払えばこのスペックのグラボは無償で使い放題となる。別途有償のGPUもあるがそちらは基本的に使わなくて問題なし)
追記→平日夜だとA4000は埋まっていることが多い。RTX5000〜4000あたりも選択肢として考えておく方が良い。夜しか動けない人は39ドルプランの方がいいかも。
●月39ドルのGrowthプランなら使い放題対象マシンにA100が加わり、5アカウントで共有使用も可能となる。(複数アカウント作れるのはチームでKaggleなどに取り組んでいる方にとって便利だとか)
追記→平日夜だとA100は埋まってる事が多い模様。A5000〜A6000なら大体借りられる。
私は自前のデスクトップPCに積んでいるGPUが、AIイラストを創るにはややスペック不足になっています。
仮にA4000を買おうとするとそれだけで14万円以上(本記事執筆時点のAmazon調べ)となり、他のパーツも交換したりしなければいけないのでかなり高コストです。それに比べたら月8ドルは非常に安いなと考えました。
【注意点】
●使い放題のGPUではあるものの、月額8ドルのプランでも月額39ドルのプランでも6時間に1回シャットダウンされる事に変わりはないので注意。
(従量課金の有償GPUであれば最大1週間起動し続けられるがAIイラストのためにそちらを使う方は少ないと思います。従量課金は6時間では終わらないような長時間の学習をさせたい時などに使われるようです。)
●39ドルのGrowthプランにおいて、A100マシンは人気が高いため夜の時間帯は使えない時もあるとの口コミあり。その場合、A6000やA5000などを使うことになります。(それでも十分スペックは高い)
●無償GPUに関しては、同時に実行できるnotebookインスタンスが1つなので実質的には同時に複数台のマシンを使うことはできない模様。
【GoogleColabの有料版を使わなかった理由】
●Paperspaceは個人ストレージがあり、StableDiffusionやWebUIのインストールを毎回行う必要がない。(ただしXformersの導入と起動呪文は毎回実行する必要がある)
●GoogleColabは現在クレジット制に移行しており、ガツガツイラスト生成をしているとすぐにリソースを使い切ってしまうという声をチラホラ見かけた。
GoogleColabの有料版を使ってないので無料版との比較になりますが、イラストの生成速度もかなり改善されたので個人的には満足しています。
リンク: Paperspace Gradient
【人気マシンのA100やA4000を確保する方法】
Paperspaceで契約しても人気のマシンはなかなか借りられないという話があります。
カンタンなTIPSですが、マシン確保するためのポイントを紹介します。
ただ、あまり大人数に真似されたくはないので、有料エリアにさせていただきます。(2023年2月の追記:Paperspaceの仕様変更があり、以前に比べるとこの方法が少し使いづらくはなりましたが、現状少し時間がかかるだけで基本的には同じことができる状態です)
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