ネガティブハッピーデイ⑦
最近何かと予定がギュッと詰まって更新が滞ってしまった…
さて、今回のテーマは何にしよう。
19歳で初めてのオリジナルバンドを作った話の導入部分が前回の話かな?
その辺はとりあえず置いといて、みなさんはホームレスになった事がありますか?
初めてのバンドが解散して間もなく、当時まだ実家住まいだったんですが、忘れもしない10月の終わるぐらいに、母親と大げんかして「こんな家出て行く!」と啖呵を切って、着の身着のまま母親のサンダルで家を飛び出した。
当然行く宛もなく、神戸の湊川神社に着弾。
今よりもずっと寒い気温だったので、夜になると凍えるぐらいの寒さ。
湊川神社も、夕方には閉館(ん?閉館?)して、お金もなければ泊まる所もなくて、朝が来るまで湊川神社の入り口、向かって右側の柱の所でじっと待つ。
朝が来たら山側にある図書館で暖を取りながら、今後の事を考える。
そんな生活は長くは持たず、3日が限界だった。
最終日、例によってまた柱の側で夜が明けるの待っていると、先輩ホームレスのおじさんがワタシを見るなりこう言った。
「なんか奢りますから一緒にごはん食べに行きましょう。」
きっとワタシが初日からそこに居たのを知ってたんだねー。
「あ、これはあかん。」
ようやく現実を受け入れる事が出来たワタシは、家出した時に唯一連絡を取った、解散したバンドのベースの人の言葉を思い出した。
「困ったらいつでも家おいでや!」
その言葉にすがるようにすぐさま連絡を取って、そのまましばらく居候させてもらう事に。
実家に帰るという選択肢は全く無かった。
当時ベースの人は、仕事が夜勤で家にいなくて、気の荒い飼ってたアメリカンショートヘアーの猫と2人でお留守番。
ある日、寝ようと思ってうつらうつらしていると、何やら声らしきものが聞こえてくる。
実はその家にお世話になり始めた頃から妙な違和感を感じてたんだよね。
まぁ、気のせいやろーって思いながら、でもやっぱりちょっと嫌な予感はそのあとすぐに的中する。
その声は徐々に大きくなる。
不思議なことに耳の中でその声は聞こえてくる。
うなり声のような、何とも言えない声。
大音量になった瞬間、
「これはアカンやつや!!!」って思い、
寝た笑
そうなんです、こういう体験って初めてじゃなくて、アカン!って思ったら寝るのが一番なんですよね笑
怖くて寝られへんやん!って思うかもしれないけど、怖いっていう感情は実はめっちゃ気力と体力使ってるんですよ。
まぁ、そんな事もあって無一文から部屋を借り、仕事を見つけ、ここから一人暮らしをスタートしたんです。
どちらもあんまり経験する事って少ないと思うけど、ホームレス経験はとても貴重な経験だったと思う。
あんまり人を頼る事をしない(できない)性格なので、こういう時にこそ人の有り難みって実感するんよね。
今回はあんまり話が膨らまなかったな笑
面白いネタばかり連投してきたから、次回は少し真面目な話を中心に書いていこうと思う。
いつもくだらない話を読んでくれてありがとうね!
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