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困難を乗り越えるとは?

絶賛就活中(ほぼ何もしていない)も私が最近疑問に思ったことをただ殴り書いているだけなので、ふわっと温かい目で見てくださると嬉しい。

就職活動を経験したことのある皆さんは、一度は聞いたことのあるこのフレーズ。
「これまでで一番困難だったことについて、それをどう乗り越えたのか、教えてください」

私もエントリーシートや面接で聞かれて、今までの人生を振り返って絞り出したことを書いたり答えたりした。
しかし、ある時本当にふと思いついたのですが、

果たして、困難は乗り越えなければならないものなのか。
困難は乗り越えることだけが正しい道なのか。
そもそも困難は必ず経験するものなのか。

就活したくないと駄々をこねているやつの戯言、捻くれた言葉だとは自分でも思います。
でも、必ずなんの疑いもなく、これを聞くことが正しいとさえ考えられている(ように感じる)エントリーシートや面接を受けて、どうしても考えずにはいられなかった。

そもそも大学には学問をしに行っているのに、学問する時間を削ってまで就職活動しなければいけないことにも疑問を感じる。
大学で何を学びましたか?と聞かれて、今まで学んできたことを答えればいいのだけれども、それを聞かれている間にも、私は新しい何かについて気づいたり学を深められたのかもしれないと思ってしまうのは、私が捻くれているからなのか。

困難だったことについて話せとは簡単に言ってくれるが、困難を乗り越える必要はあるのか?
他人からしたら困難だと思うことも、本人がそれを困難だと捉えていなかったら、本人の中では困難なことは存在しないことになる。

困難を乗り越えるべきだと考えているのは、一体誰なのか?
(私は「〜すべき」という言葉が好きではない。得体の知れないものから強制される感じが気持ち悪い。)

困難なことに直面していると本人が意識していたとしても、それを乗り越えるのではなく、共存することで前に進んだっていいのではないのか。
それが最終的に本人の中で解決すれば、めでたしめでたし、となるのではないのか。
困難が解決した=困難を乗り越えた、ということなのか?

そもそも困難とは、一体なんなのか。

デジタル大辞泉「困難」の解説
こん‐なん【困難】

[名・形動](スル)
物事をするのが非常にむずかしいこと。また、そのさま。難儀。「困難に立ち向かう」「予期しない困難な問題にぶつかる」
苦しみ悩むこと。苦労すること。
「道の上はぬかるみで―した」〈滝井無限抱擁
[類語]難しい至難難いしち難しい小難しい難解険しい無理不可能・実現不能・駄目だめ出来ない相談

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
https://kotobank.jp/word/困難-506491


「物事をするのは非常にむずかしいこと」は誰もが何かしら経験するのかも知れない。そう言った意味では、困難は必ず経験するという前提は成り立つのかも。
それでも、全く経験せずに生きている人も中にはいないとも限らない。
「苦しみ悩むこと」を一切せずに生きている人だっているかも知れない。
世の中にはいろんな人が存在する。

困難を乗り越えることだけが正しい道なのか。
「物事をするのは非常にむずかしいこと」に直面した人間が、それを物事できるようにするのは限らないし、非常に難しい事だから私は放棄する、となったかも知れない。
「苦しみ悩むこと」をそれに直面した時からずっといまだに苦しみ悩み続けているかも知れない。
「苦労すること」をいまだに続けているかも知れない。
それについては乗り越えたと言えるだろうか。
共存するという選択をとったことで解決、乗り越えたとすることもできるかも知れない。
共存せざるを得なくて、でもいつかはそこから抜け出したいと思っているなら、まだ解決できていないし、乗り越えたとはいえないかも知れない。
いつかは抜け出したい、という答えを出して持っている、ということが一つの解決策だということにしたら、乗り越えたと言えるかも知れない。
こればっかりは、人それぞれ、捉え方によると思う。

困難は乗り越えなければならないものか。

乗り越えたかったら乗り越えればいいし、試行錯誤してたら結果乗り越えてたという場合もあるだろうし。
乗り越えるのを諦めた、という選択をすることで諦めることも、物事に対しての解決策であるから、結果乗り越えたとも言えると思う。
乗り越えられなかったからその時点で人生終了です、お疲れ様。ってなるわけではないし。
そうなってほしくても、なかなかそうならないのが人生だし。

何が言いたいのかよくわからなくなってきたけど、総じて思ったのは、
誰が作ったのかもわからない、前提条件が正しいと思っていて、それを勝手に押し付けられるのは気持ちが悪いですよね。って話なのかな。

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