留年が確定したそこの君へ
留年って「原級留置」と言うらしい。
留年(りゅうねん)[名](スル)学生が進級・卒業するのに必要な単位を取得しないで、原級にとどまること。ーーデジタル大辞泉の解説
留年が確定したそこの君というのは、昨年度の私のことです。
見てるか、過去の私よ。君は留年しました。もう一度2回生です。あと春休みに入る前に担任に呼び出されるから覚悟しとけよ。
留年が確定したら
とりあえず留年が確定した君がやることは主に3つ。
・親に留年が確定したことを伝える
・奨学金の手続き
・担任との面談のための心の準備
親になんて言おう……が一番の悩みの種ですよね。どういう反応をされるのかが全く読めないから本当に怖かったです。学費払ってもらってるから、どうしよう、余計な1年上乗せしてしまう、どうしようって夜な夜な悩んで。そのせいで眠れないし頭痛いし、余計ストレス溜まるし(自業自得)。まあでも特に何も言われなかったので、そこまで怖がらなくて大丈夫。でもどうしてそうなったかと、反省してることは伝えましょう。
次、奨学金について。留年すると自動的に次年度からの給付が停止されちゃいます。再開して欲しかったら真面目に授業受けて、反省文書いて、お願いします〜って言う必要がある(詳しいことは調べてください)。幸い生活費はバイト代で賄えていたので、停止されることをきっかけに打ち切りを決めた。ちょっとしんどいけど無駄遣いをやめるいいきっかけになると思います。
最後、心の準備。大学生にもなって担任から呼び出しをくらうとは思ってなかったなあ(遠い目)。まあでも怒られるわけじゃないから安心してください。次のことを聞かれるだけで、10分もかからず面談終了するので。
担当教員との面談
担当教員に呼び出されて聞かれたのは以下のふたつ。
・なんらかのハラスメントの有無
・今後の方針について
まずはハラスメントを受けていたせいで授業に出られなくて単位を取得できなかったのか、など不都合がなかったか事実確認。大学側としては、ハラスメントがあるなら原因をなくすべきだし、受けた本人のメンタルケアも必要であればしなければならないので、この質問は大事ですね。
そして今後の方針について。特に何も問題なくそのまま卒業を目指すのであれば、頑張れよ、というような感じだと思う。私の場合は専攻がバチバチに合わなかったので、他大学へ転学することも考えている、との旨を伝えました。その上で、転学を最終決定として大学を辞めるのか、あるいは卒業も視野に入れながら今後動くのか、というような内容。もう少し具体的に詰めておけば良かったとは思いますけど、まだ思考段階だったので仕方ないですね。
総じて、大学側や教員としては、協力できることはできる限りするので、是非頼ってくれ、ということでした。
過去の私へのアドバイス
だからこれをみてる過去の私は、そんなに緊張してビクビクしながら研究室に向かわなくて良いです。怒られるわけでも、噛みつかれるわけでもないので。君の将来を案じてお話をしてくださるだけなので、大丈夫です。
それからそんなに負い目は感じなくて良いです。留年したのは君だけじゃないです。というか留年しても別に死ぬわけじゃないから。生きてるだけで丸儲けって言うじゃん。大丈夫、一年後の君は生きているので。本当にただ生きているだけなので。
全国の大学生の留年率
(気休め程度にはなるだろうと)調べてみたところ、大学に入学して4年で卒業する人は全体の約8割だという。残りの2割の人間は留年して4年以上在籍したり、退学を選んだりするんだって。
まあでも、とりあえず戒めのために留年することになった原因を書いておこうね。
留年の原因
薄々気づいていると言うか、自分で選択したのでわかっているだろうとは思うけどね。わかってるよね、そこの君。そう、過去の私です。
君は学校に行きたくないからと、授業を進級ギリギリの単位数しかとっていなかったのに、大事な大事な必修の授業を第1回だけしか出席せず、すっぽかしたんだよね。その上必修だからその単位取らないことには卒業できないのに。
逆に言うと、1回出席しただけでわかるぐらい、向いてない、わからない、合わない(授業の空気も先生もペアの相手も)、ということなんだけれども。もともと向いてないなあと思っていて、さらに苦手分野で、本当は第1回も出席したくなかったんだけど、行っただけえらいです。君はえらい。
戒めのために書いたつもりだったんだけど、まあ良いや。
最後に
とりあえず、やるべきことをやっておけば後は何とかなるので大丈夫。気楽にやってください。生きてるので。
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