アルゼンチンの11人制サッカー ~動画あり~(U13):2022-①
ブエノスアイレスの11人制のリーグ戦に参加させてもらっている。言葉もわからない日本人を受け入れてくれるチームには感謝しかない。3月くらいから始めたチーム活動だけど、最初は言葉もわからず練習についていくだけという日々でもあった。
1.週末に開催されるリーグ戦
週末になると招集メンバーが発表になる。それは練習の出席率や、プレーの内容を考慮してのものだと思う。15名程度のメンバーが招集されるという習慣になっていて、それをモチベーションに練習するっていう仕組み。
招集されることは光栄なのだが、試合会場までの道のりも言葉の分からない日本人にとっての重要事項。集合場所と時間はわかっているので、交通機関を使ってそこに辿り着くまでが大変な作業。今はスマホの地図アプリがあるので、かなり救われている。
この歩道橋で高速道路を渡るのだが、うっすらと揺れるのが恐怖でしかない。子供は楽しそうにしているけど、父は会場までのアトラクションで精神的に相当な消耗をする時間。
2.試合会場に到着
住んでいる場所から一時間もかからず着いたのはまだ近い方で、遠いと2時間半~3時間なんてこともザラにある。交通機関を使うタイムロスもあるけど、相当に時間の余裕を持って行動しないといけない。
流石にプロの下部チームという施設。なんだかすごいスタジアムに到着。広大な敷地で隣接するグランドも何面かあったので、そっちで試合をするものだと思っていた。
段々と顔見知りの親たちも集まってくる。ココで待機しているだけなのか、ひょっとしたらここで試合なんてこともあるのかってちょっとドキドキしてきた。スタジアムって空間が不思議なテンションにさせてくれる。
3.子供たちが入ってきたよ
何だかプロの試合を見に来たみたいな雰囲気だった。自分の子がスタジアムに入ってきただけでワクワクする。この時点でまだ朝の9時ってのも信じられないんだけど(笑)。
並んで写真撮影、そうか試合のアップをする前に記念に入場させてもらったのか。そんな妄想をしながら眺めていると、そこでウォーミングアップが始まっていく。ひょっとして、本当にここでプレーできるのか?
4.このスタジアムで試合開始!
言葉ができれば、もっと早く察知できたんだろうけど様子を見て判断するしかない情報弱者の日本人。こんなドキドキなら楽しくていいんだけど、もうちょっと話せないとやっぱり不便だなって実感する。
とにかく感慨深く浸る時間もないまま、相手チームも入場して時間を迎えて淡々と試合が開始されていった。そうそう、大事なことは試合で勝つことだってことを忘れるところだった。でも、こんなグランドで試合ができる経験、アルゼンチンを実感できるって意味で感謝しかない。
5.試合の動画(解説つきで)
遠くてわかりにくいので解説を入れつつダイジェスト。青系のユニフォームが我が子のチーム。こっちに向かって攻めてくるっていう場面。
画面右のライン際からドリブルして、一人交わしてパスを出す。味方がそれに追いついてシュートを打つもディフェンスに弾かれる。
その弾いた先にいた Haru の足元にボールが転がり込んで、ダイレクトでシュートを打ってGoal!っていう動画。
6.結果は1-0で勝利
あまり勝ちに恵まれないチームだったけど、初めてチームの勝利に貢献したと実感することのできるゴール。使うグランドだけじゃなく、素晴らしいゴール経験をさせてもらうことができた。受け入れてくれたチームやここまでの環境を与えてくれた全てに人に感謝したいと思う。
そして、ここで留まることなく次の目標が待っている。それは言葉の問題もあるし、生活面での問題もある。色んな課題を自分たちでクリアしていくことで、この道の終着点が見えてくるんだと思う。
一緒に喜んでくれたチームの仲間、「Haruuuu!」と一緒に応援してくれる父兄の皆さんにも感謝申し上げたい。(直接伝えられず、ごめんなさい!)