「阿部共実について知っている二、三の事柄 ガラスみたいにつきさして」内容紹介
2024年12月29~30日開催のコミックマーケット105にて、阿部共実『月曜日の友達』『潮が舞い子が舞い』の二次創作小説集「阿部共実について知っている二、三の事柄 ガラスみたいにつきさして」を頒布します。30日(月)
東3ホール “ウ” ブロック 22bにてお待ちしております。
内容紹介
1. 「9月の海はクラゲの海」(小説) 中島通一郎 鈴木けいな
『月曜日の友達』の二次創作。
大学進学のために上京していった水谷茜。一方で地元に残って就職した月野透。二人は夏休み、お盆周辺でもう一回会おうと約束していたが、月野が夏風邪をこじらせ結局会えずじまいになってしまう。
夏が過ぎ、9月になって、水谷はもう都会に帰ってしまったのだろうか。そうして月野は気が付けば海へと辿り着いていた。
クラゲが漂う、もう泳げない季節外れの危険な海で、ひとり取り残された形の彼が何を思い、何を感じているのかに迫った作品です。
2. 「A FROZEN GIRL, A BOY IN LOVE」(小説) 中島通一郎
『潮が舞い子が舞い』の二次創作。
季節は冬になり、水木はなんとなく赤いマフラーを買った。男の自分が赤いマフラーもどうかと思い苦笑する彼だったが、そういえば仮面ライダーも赤いマフラーを巻いていたし、まだあどけない弟たちをそれで包んでやるのも愉快な気持がした。
そしてあまりに寒い冬の日の午後に、百々瀬と行き逢った彼は……。そんな凍てつく二人の影と、それでもほのあたたかいものを探す話です。
3. 「今すぐ君をぶっとばせ」(小説) 中島通一郎
同じく『潮が舞い子が舞い』の二次創作。
原作10巻第109話に際して、犀賀の心情に思いを馳せた短編小説です。
表紙&扉絵 鈴木けいな
以上、『月曜日の友達』から1本、『潮が舞い子が舞い』から2本の、計3本の二次創作の小説(イラスト、写真付き)が載っています。
しかし、実はこちらは、次回の同人誌の準備号というか、先行シングル的なものとなっております。次回の同人誌は、『潮が舞い子が舞い』の作中では描かれなかった冬の情景を描くことを目指しつつ、ほかの阿部共実作品についても考えていければと思っています。
なので、この冬の間(2025年2月、3月)に次号を制作したいと思いますので、どうぞご期待ください。(今号の作品は基本的に次号でも再集録する予定ですが、先行シングルにはシングルだけのVer.やミックス違いがあるように、今号だけでしか読めないものがあるんじゃないかなと思います)
なお、ご投稿、ご寄稿は大歓迎ですので、Twitter(@NouvelleBergman)のDMや、メール(nouvellebergman@gmail.com)まで、どうぞお気軽にご連絡ください。締め切りは2/16(日)です。
という訳で、「阿部共実について知っている二、三の事柄 ガラスみたいにつきさして」は、A5判/40p/400円で頒布致します。それでは、当日ブースでお待ちしております。
追記
BOOTHにて通販もやっております。↓
阿部共実について知っている二、三の事柄 ガラスみたいにつきさして - ヌーベルバーグマン - BOOTH