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農業未来会議#1「理想の農業との関わり方」

ー今村
始まりましたね!農業未来会議!

ー井上
始まりましたね!異業種農業未来会議!笑
いいですね!

ー塩山
農業に携わっている方々が農業の未来について語るというのは聞いたことあるんですが、今村さん以外のメンバーは農業に関わってないという!笑
なんだか面白そうですね!

ー今村
まさに!異業種でやるからこそ未来が見えてくる!色々な見解が生まれるのでは!?

ということで!!早速やっていきましょー!!


農業未来会議とは
農タイムズ編集長今村と編集部の井上、塩山が農業をはじめとする「農」への明るい未来を語る会議である。



【今回の会議メンバー】

ー今村
早速、第一回目のテーマは「理想の農業との関わり方」です!

ー井上
いいですね!これは自分が農業したいというのであれば?という感じですか?

ー今村
ですね。もしくは農業しなくとも前の記事にも話題に出た「田んぼのオーナー制度」とかでおじいちゃんおばあちゃんと仲良くなって野菜を定期的にもらうとかでもいいですし。

ー井上、塩山
なるほど。なるほど。笑
めっちゃいい!面白そうですね。

ー井上
今村さんは農業がっつり関わっていたり、僕も農家の方々のプロモーションさせていただいたりと、なんらかの形で農業とは関わりがあるのですが、今は農業にあまり関わりがない塩山さんは「将来農業をやってみたいな」とかはあるんですか?

ー塩山
家庭菜園はやってみたいなと思いますけどね。
以前実家で急に思い立ってミニトマトを育てたことがあって。
いくつか採れて食べて「すっぱ!」ってなったんですけど、こういう感じで自分でも育てて食べられるんだと改めて感じたり。美味しくできなかったからこそ、プロの農家さんの凄さを感じましたね。そして買ってきたカイワレ大根とかを育てるとか一時期流行ったりしませんでした?

ー井上
おおお!それ僕の今のマイブームです!笑
僕は豆苗ですね!豆苗めっちゃなるんですよ。しかも結構すぐにニョキニョキって。
この前撮影でお邪魔したお家に、大根の上の部分(葉っぱと茎の部分)を水につけてる方がいらっしゃって大根菜を育ててらっしゃる方もいましたね!「大根菜の漬物にする」って。

ー今村
そうですよね!キッチンとかのインテリアの一つとしてそういう野菜の再利用の栽培キットとか売ってたりしますよね!キットとかじゃなくてもバジルとか透明な瓶に水入れてバジル入れておくだけで増殖できるので気軽に野菜を育てられるからいいですよね。

ー井上
あの生命を感じるのが素敵ですよね。少しづつ伸びてきてる感じとかみてると食べるのがもったいなくなるくらい愛おしく感じてきますもんね。笑

ー今村
そんななかでも井上さんも家庭菜園とかやってみたいとかあるんですか?

ー井上
めっちゃやりたいです!家庭菜園どころか思いっきり作ってみたいですもん。しかし僕の中で「大変そう」「手間がかかりそう」「片手間でできるんかな」みたいな固定概念がどこかしらにある自分を感じてて、そこを払拭したいなとは思っています。

例えば、僕レモン育ててる時期があって。笑
レモンとか実がなるのに何年もかかったりと、成ったかと思ったら次の年は全くならなかったりと。手間はそんなにかからずとも大変だなと沁み沁み思ったり。

実際大変なんですか?

ー今村
そうですねー。大変ですね。笑
今シーズンオフで畑を少し任せて自分自身は少し休ませていただけたりとするんですけど、シーズン中は全く動けないですし、作物が植っている状態だったら付きっきりにはなってしまいますね。しかしそれが井上さんのレモンのように果樹とか「実がなる」ようなものだったら受粉とかのタイミングだったりとタイミング逃さなければ、もしかしたら意外と片手間というか、うまくいくかもしれないですね。

とはいえ皆さんが思ってるほど、毎日畑に張り付かないといけないのかというと私はずっと疑問に思ってて。そんなことないと思うんですよ。農家の方々は最高のものを作るっていう方が多いからこそ、畑に張りついとかないといけない!というイメージというか固定概念が生まれてしまっていることもあって。農業としてはもう少し端折れるところはあるだろうなと感じていて。

例えば、自分のプライドが許せば周りの人にお願いしたりするのもいいのかなと思ったりと私は思いますね。苗の水やりなんかもね。

ー井上
それいいですね!物々交換的な。

ー今村
ですです。出来上がったものでもいいですし、労力を分担したり。

ー井上
実際そういう分担したりとかはあったりするんですか?
例えば今村さんが畑をやっていて、僕とか塩山さんが手伝ってできた農作物を分けるとか。

ー今村
それが現状ないんですよ。だから今後そういったサービスをやっていきたいなと思ってるんですよ!

ー塩山
おおお!いいですね!今は法律的に無理だったりするんですか?

ー今村
いや、そんなことはないと思いますよ。
全然大丈夫なんですけど、単純に自分の土地に人を入れたくないという。それだけだと思います。

ー塩山
なるほどですね!
豊作ねっとが添えている説明書のように誰が見ても分かるような説明書きというかシステムがあったらいいですね。

ー今村
そうなんですよ。
感覚でやりすぎちゃってるんで、本当塩山さんが言うようにシステム化した方がいいんですよね。
そして僕も今年システム化を何となくやってみたんですけど、難しかったというか。しかし難しかったんですけどしっかりと言葉にして、やってもらう人に伝えていくことが一番効率的だなと感じましたね。
そういうところから助け合いの輪が広がっていったらいいなと思いますね。

ー井上
いいですね。本当それが理想ですよね。
理想といえばパソコン一つでできるとかスマホ一つでできるとかが僕のイメージだったんですが、今村さんが言われている人の輪で繋がる方が血が通ってる感じでいいですね。

ー今村
ですね。
パソコン一つでも誰かにやってもらわないといけなかったりしますもんね。

ー井上
スマート農業の取材とかさせていただいたりするんですが、初期投資や新たに違う分野のことを覚えることがあったりと大変そうではあるなと思ったり。

ー今村
農業をAIで管理するとなって作るのが楽になったとしても野菜ができる分、営業しないといけなかったりと。だからこそ人との繋がりでやっていく農業は大事だなと思ってます。
ただ、自動化が進むことで作業が楽になるし、野菜を作っていくという過程が少なくなることで違うことをしっかり考えられるようになったりするので、農業自体がスマートになっていくことはいいことですね。

ー塩山
確かに、人が繋がっていけば販路も考えなくて良かったりするのでいいですね。経済をグルグル回していく形で最高。
そんな今村さんの理想の農業は何ですか?

ー今村
そうですね。
私の理想の農業は「作物を選択して集中していきながら育てていく」という感じですかね。作りやすさベースはもちろんなんですけど、自分たちで販売をかけられるもの。貯蔵ができるものとか、値を付けやすいものを中心にやっていくと決めていったりと、加工も自社でできるような体制を整えていく。その両方を考えていってます。結構具体的ですが。笑
同じものなのに産地が違うだけで値が違うとかも私としては打開していきたいところではあるので、自分たちで直で売れるものをしっかりと考えていくというところですかね。

ー塩山
農産物なんかは自分たちで売っていくというのは理想ですよね!
改めて今村さんの話とか聞いてると、片手間で農業を本気でやるというのはなかなか難しそうではあるんですが、自分で直で売るというか、自分で育てて自分で食べていくということは面白そうだなと。農タイムズに関わらせていただいて「農」に関わる情報を手にいれる機会が多くなってきて、より老後というか仕事が落ち着いたりしたら自分で農作物育ててみたいなと。生活の一部に育てる楽しさや小さな幸せを見つけていけたらいいなって思いますね。

ー今村
嬉しいですね。しかし、年を重ねていくと土に触れたくなるというか、家庭菜園でも農業でも農作物を育てていきたくなる衝動って何なんですかね?笑

ー井上
ほんとですね。笑
自然を感じたい!原点回帰とか?

ー塩山
癒されたいとか?

ー井上
塩山さん疲れてるじゃないですか。笑
都会にいればいるほど田舎を感じたくなるんですかね。笑

ー塩山
都会の喧騒の中で生活していると地元の自然はいいなーって思いますよ。笑

ー今村
癒されましょう!笑
なんか、自分が考えてるサービスとして畑のオーナー制度みたいな感じではあるんですけど
地方に土地を買ってその地域の農家さんが育てる様子を常にライブで見れるようにしたり、バーチャルで何の野菜がどれくらい育ってますよとかアプリで確認できたり、収穫時期になったら野菜が届いたり、自分たちで収穫しにいったりと。めちゃくちゃ良くないですか!?

ー井上
めっちゃいいですね。
自分たちで収穫できるというのもまたいい!
例えば九州の人が北海道に土地を買って収穫時期に北海道に家族で収穫しに行くというか。北海道に観光だけではない楽しみで行けるというのが最高ですね。
その点で言うと町おこしとしても面白そうですね。
香川の高松にある仏生山まちぐるみ旅館なんかは自分たちの旅館だけで完結させることなく旅館の周りにあるお店を紹介したりしながら街を楽しんでもらうことをやってたりしてるんですけど、そんな風に収穫した後に周りのお店でご飯食べたりゆっくりしたりすることで自分たちだけではなく街でも繋がりができそうですね。

ー今村
まさに!ふるさと納税とかに落とし込んだりするのも面白そうですね。
バーチャルだけど本当に土地・野菜はあって、もう一人の自分というアバターが育てる世界。最高ですね。

ー塩山
バーチャルといえば、今は絵画とかでも数人で共同出資して権利を持ってバーチャルで眺めるというサービスもあったりと。そんな感じで今は簡単に畑を作れないにしろ共同出資してバーチャルで管理していくのとか面白そうですね。そうすると小さい頃から「農」に携われるというか。

ー井上
月の土地みたいな感じですね!笑

ー今村・塩山
月の土地!?

ー井上
これも流行りましたよね!?
僕もその時月の土地を妻の分と僕の分購入して、将来住めるという。笑
その当時めちゃ安かったんですよ!月の土地!笑

ー今村
いくらくらいだったんですか?笑

ー井上
確か1エーカー(1200坪)3,000円くらいだった気がします。

ー今村、塩山
広っ!安っ!笑

ー井上
多分、実際はもうイーロンマスクに買われてる気がします。笑

ー今村
笑!確かに!
まあそれの地球バージョンという感じですね笑

月の土地はさておき!
3人とも理想の農業との関わり方の中に「人と繋がる」という共通点はありましたね。人との繋がりが薄くなっている世の中には「繋がり」というワードは欠かせないですね。私も農業関係ではなく色々な視点でお話しできて楽しかったです。こんな感じでゆるくもしっかりと農業の未来を今後も語っていきましょう!

ー井上、塩山
ですね!楽しかったです!
ありがとうございます!




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