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令和の米騒動、序章に過ぎないのか?
最近は緩和されつつあるとはいえ数量も限定され、値段も上がってきているお米。つい先日話題になった米騒動。「令和の米騒動」といわれるほどに。
この令和の米騒動についてと来年も続くのか!?と言うところを今村編集長とともに深掘りしていきます。
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ー編集部井上(以下井上)
今回はスーパーからお米がなくなる時があったりとお米が世の中からなくなっているのか?という印象を持ってしまったのですが、実際なぜ今年は米不足になったんですか?
ー編集長今村(以下今村)
話が飛んでしまうのかもなんですが、今回記事のタイトルを「令和の米騒動、序章に過ぎない。」にしたいなと思ってて。
ー井上
ちょっと待ってください!めちゃ攻めてますね!笑
ー今村
いやいや、これには理由があって。
今年の米不足の一因として「カメムシの大量発生」というのがあったんですが、稲を刈り取ってまた生えてくる「二番穂」というものがあるんですけど、その二番穂には普段あまりつかないカメムシが今年は付いていると。
今年は全体的に11月くらいまで暖かかったんで、冬を越さないカメムシが越冬するんじゃないかといわれてるんですよ。だから来年もカメムシの影響が結構出るかもしれないです。
ー井上
えええ!なるほどですね。その対処法ってあるんですか?
ー今村
よくぞ聞いてくれました!これは本当に地道な草刈りが必要なんですよ。そして、草刈りといえば豊作ねっとですよね!笑
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ー井上
(笑)確かに!あの農機具用品のプロがいるオンラインショップ豊作ねっとですね!笑
しかし、カメムシは穂に付くわけではないんですね!?
ー今村
カメムシは稲穂の周辺の雑草に紛れていることが多く、穂が出てくると、穂に移って米を吸って穴が開くような感じになります。なので、来年はもしかしたらやばいかもしれない。ちなみに去年はカメムシも酷かったんですけど一番の原因は天災ですね。
新潟とか特に雨が全然降らないという。穂が出る時に雨が降らないというのは結構やばいんで、すごい水が欲しい時に水がなかったということが原因ですね。作況指数っていうのがあって平均値を100としたもので、去年は101でちょっと平均より上だったんですけれども!実際は作付面積が少なってるんで去年より取れてないんですよね。
そして、一等米二等米っていうランクがあるじゃないですか。
この一等米二等米が少なくて、今年の米も在庫が不足気味になったと見ています。
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ー井上
スーパーに売られている米って等数制限みたいなのがあるんですか!?
ー今村
厳密にいうとないと思うんですけど、等数が悪いものは大手飲食店や加工用途として使われることが多いですかね。
ー井上
なるほどですね。確かに米のラベルに一等米って書いてあった気がしますね。
ー今村
そうなんです。だから今回の米騒動も影響を受けたのは一般消費者であって、大手飲食チェーン店の流通はそんなに影響受けずにこれたという感じですかね。
ー井上
そっか。確かにスーパーに置いてあるお米は少なくなってきている印象はあったものの、飲食店ではご飯制限はなく食べれていましたね。
今年はなんとか乗り切ったものの、これが続くのかと心配ですね。
ー今村
ですよね。今は米の値段が高止まりして米はある状態ですが、これが秋口になるとどうなるか。
今年はそんなに大きな天災はなかったんで来年までは持つとは思うんですが。ちなみに今年の作況指数が101と上がってはいるものの一等米がどれだけ作られているのか。そして言ったようにお米の取れる量は年々減ってきているのでこの指数がどう影響しいくかですね。ただ、お米を買い溜めておくというのはどうかなと。スーパーで売っている「白米」は生に近い状態なのですぐ傷んじゃうんです。買い溜めておくのであれば「玄米」の方がいいですね。
ー井上
僕もそれを聞いて知り合いの農家さんから玄米でお米を買わせていただいて30kgをストックしております。笑 確かにこればかりは天災ではっきり来年に米があるのかないかは明言できないですね。
ー今村
あと、田んぼのオーナー制度っていうのがあって。
簡単にいえば「田んぼのクラウドファウンディング」みたいな感じ。
田んぼのオーナーになって取れたお米を収穫時期に受け取れるという仕組みで。お米って自分で作るってなるとすごく大変なんですが、こう言った形でお米を確保しながら生産者と関わりを持つというのも面白いですよね。
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ー井上
お米を確保しながら生産者と関わりを持つ。関係がある方から作っていただくことでより安心してお米をいただける。いい制度ですね。まさに一人一農ですね。
ー今村
まさに!結局は日本国民誰からも愛されている「お米」を守っていきましょうって話ですね。
本当にお米は少なくなってきてて、輸入に頼るのか?となったりと。
なので今回の米騒動は序章に過ぎず、また考えなければならないと思わせてくれたのかなと思いますね。だからこそ生産者側も消費者側もやるべきアクションを取っていくと残すべきもの、残したいものは残っていくのでは。と思ってますね。
ー井上
生産者側と消費者側、双方の両方のマインドとアクションが大事ですね。
しっかりと僕自身もお米を始め生産物を手に取るときにしっかりと考えていこうと思わせていただきました!ありがとうございました。