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なにかをさがす気持ち

 なんとなく、ソワソワとして、なにかに自分の気持ちを持っていかれたいと思う時に、インターネットをうろうろしていると、「あ、ここじゃないな」とふと思う。「いいね」押して「私はあなたの味方です」的な立ち位置にいる自分に、いい気になるんじゃねぇ!とちょっと白けた気持ちになる朝。

 社会学と臨床心理学は「仲の悪い双子」。昨日聞いたことば。同族嫌悪ですね。
たとえば、だれもいない世界にひとりでいたとする、という前提がこの世のものとしては想定しにくいわけだから、やっぱり自分は社会なり、家族なり、自分の始まりの、そして今へと続く、あらゆる影響下で、持って生まれた体質や気質も手伝って、今日この朝を迎えているということを、とりあえずわけわからない世界も含めて丸ごと受け止めよう。

 ひとり暮らしは心地よい。ひとり暮らし2年。さすがに家で飲むコーヒーやお酒に新鮮味は薄れた。だけどやっぱり家のくつろぎタイムはいいもんだと思う。

 外に気に入ったカフェが見つからない。ひとりで行くという大前提で、暗すぎたり、音楽がいやだったり、人が多すぎたりする。商売だからいろいろ店主のみなさんもあきらめている部分はあるのかもしれないけれど、理想のくつろぎの時間を思った時に、どうしてもそこに行きたいというお店が案外ない。私の住んでいるところはいろいろなカフェや手作りお弁当のお店が雑誌の特集になんどもなるくらいたくさんある場所だけど。

 仕事柄、わりと毎日人に会って、見知らぬ人とも言葉を交わす機会もあって、見たり見られたりする行為については、もう十分満たされているからかもしれない。人に会うのが嫌というのはない。

 写真は『SとN』。最新号をようやく手に入れた。ありがとう。表紙のアイスは九州のソウルアイス「ブラックモンブラン」。今日はすごく暑くなるそうなので、昼間、かんかん照りになったらアイスを買いに行こう。

 そろそろ電車に乗って遠出がしたいです。

 


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