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頭の良い人と話すことについて

脳みそのリソースに余裕のある人達は話しやすい。

自己分析や人間観察がある程度完了していて、精神的に非常に安定している。

彼らは脳の処理能力に余裕があるから、こちらが伝えたい事をいち早く察知し、なんなら言語化まで担ってくれる。(当然こちらは楽ができる)

それはつまり、脳のリソースをタダで借用しているのである。学業という辛い修練を乗り越えたか、生まれついての性質か、どちらにせよ彼らの脳は彼らの物である。

そんな彼らの脳を自分はタダで使わせて貰う。

こちらには彼らが価値を感じる対価など持ち合わせていないのに。

ほんの少しでも彼らを楽しませられたなら…

脳みそを貸してくれている事にお返しが出来れば…それ以上に誉れな事などこの世にはない。

だからできるだけ、他の者とは違う視点で、違う言葉選びで、彼らの興味を引けないだろうかと、自身の無能に抗うのだ。

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