お墓の改葬(霊園と共同墓地)
のうこつの窓口の山下です。
前回は寺院墓地の改葬について触れましたが、今回は霊園と共同墓地に触れていきたいと思います。
都営や市営の霊園だと管理料も数千円ですから金銭的な負担は大きくありませんが、霊園から改葬される理由としては、「遠方に有るので近くに持ってきたい」ということが多いです。
どのくらいの距離で遠いかと言うのもお客様によって変わってきますが多くのお客様は車で1時間以上離れてしまうと遠いと感じられるようです。
弊社は越谷で業務をおこなっていますが、それゆえ千葉から引っ越したいというお話を多くいただきます。距離的には1時間から1時間半の範囲なのに、さらに近くに持ってきたいというのは、お客様自身もお年を召し、若いころとは様子が変わってしまいながらも、先祖のことを思うと出かけたいという気持ちの表れと思います。
霊園からの改装には、寺院墓地のような大変さはありませんが、公的申請を必要とする場合が多くなります。代理人が出向けば委任状が必要だったり印鑑が必要だったりで、簡単に物事は進みませんし、もしご本人が手続きされる場合でも不慣れゆえ、何度も公的機関に出向くことも出てきます。そのようなわずらわしさから解放されるために当社を利用する方もおられます。
最後に共同墓地です。
共同墓地は墓地の管理者が1年に一度とか2年に一度など持ち回りで変わることが多いようです。改葬には墓地管理者の印鑑が必要です。
管理には、水道や掃除などの経費負担などの絡みが考えられますが、管理者の印鑑を頂くということができれば改葬には問題ありません。
ただし共同墓地だからといって面倒なことが起こらないということは必ずしもありません。
寺院の外檀家と言う形式のものであれば、やはりお寺との交渉が必要になってくる場合があります。
前回の寺院墓地からの改葬でお話した離檀や法要を求められる、それらが共同墓地でもあり得ることがあります。
次回には樹木葬について話していきます
これからいろいろな話を明かしていきますので、ぜひ楽しみにしていてください。
それではまた。