「白線」なんてタイトル、惹かれる要素しかない
私は音楽が好きだ。
メロディ、歌詞、歌手の背景、全て合わさった音楽が大好きだ。
漫画やドラマの考察は一切できないけど、歌に対しては別だ。すぐ歌詞の意味を考えてしまう。小さい頃から、歌詞カードを眺めている時間がものすごく好きだった。aikoのアルバムの歌詞カードなんて恋愛小説の短編集のようなものだ。
ラブソングも大好きだけど、アイドルが歌う等身大の曲も大好きなのである。
今の音楽業界ではアイドル戦国時代みたいになっていて、アイドルだらけだ。もはや日本人なのか韓国人なのかそれすらもわからない、それは私がババァになったからか、それとも顔やスタイルにも流行りがあるからなのか。
現実世界だけじゃなく、二次元でもアイドル戦国時代だ。今じゃ声優さんも歌って踊れるが第一条件になっていて、下手したら楽器も弾けないといけない、顔も可愛くないといけない、すごい時代だ。
私の好きな「うたの⭐︎プリンスさまっ♪」ももう50〜40代のおじさん声優さんたちが頑張って歌って踊ってるのは本当にすごいと思う。8月末にライブに行くので今からめちゃくちゃ楽しみである。
私は音楽が好きだ。
メロディ、歌詞、歌手の背景、全て合わさった音楽が大好きだ。
夫がある日突然ハマったアイドルもののソシャゲを私に熱く推してきた。最近は忙しすぎてソシャゲなんてやる時間がない夫が珍しくハマっていた。
私もTwitterで見ていたのでなんとなく、新しいものが出たところまで知っていた。でも新しいゲームはやる気になれなかった。正直、ハマりたくなかったからだ。夫がこんなにも推してるんだから、やったらハマってしまうのは目に見えていた。
車で運転中、夫が運転する時は夫の好きな音楽を、私が運転する時は私が好きな音楽を流すのが暗黙の了解になっている我が家。夫はもちろん、今ハマってるソシャゲの歌を流す。もう、アイドルものなんて似たような曲ばかりだ。対して期待もしていなかった。
前言撤回、全然違った。
は?????イントロからかっこいいんだけど、なんだこれは。
え、めっちゃ歌うの難しくない…??息継ぎしてる????
違う子の曲…え、これも良くない…?夫がドヤ顔で作曲者誰だかわかる?って聞いてきた。いやわかんねえよ、あっ…もしや…この高低めちゃくちゃメロディは…adoちゃん…!!???adoちゃんではないけど、adoちゃんの歌を作ってる人らしい、、、まじかよ…え、次はハニワ????強くない???作曲勢強くない????????
これが私と「学園アイドルマスター」の出会いだった。
車のモニターに映し出される曲名、
「白線」
たったの2文字。
今までの3曲はアイドルらしい、英語だったり可愛いタイトルだったのに急に白線。そんな、青雲、それは〜君が見た光〜みたいな…そんな渋いタイトル急にくる????
ジャケ写には気の弱そうな可愛らしい女の子。
アイドルもので白線か……
「これもしかして、スタートライン的な?」
私が夫に聞くと夫はただニヤニヤしていた。
私は頑張る子が成長する話にとても弱いのだ。白線というタイトルだけで妄想が広がる。ここがスタートライン、ゴールかもしれない。今、スタートラインに立つという歌なのかもしれない。そんな妄想が止まらなくなった。
実際に聴いてみるとさっき聴いた3曲と違って、とても声を出すのが大変そうに聴こえた。この声優さんが歌い慣れていないのか、音痴まではいかないが、高さが辛そうな、そんな風に聴こえてしまった。
だ、大丈夫かこの子は…。心配になった。
その後にも何曲か聴き、
結果、全曲良かった。
なんだよこれ、曲が強い。曲が強すぎるだろ。強すぎで声優さんめっちゃ大変そうだよ。これライブで歌うの無理だろ。絶対無理だって。
ゲームはDLしなかった。
でもそこから曲だけは車で流すようになった。
数日後のある日、夫が私のipadに勝手にそのゲームをDLして、なんとリセマラまでやってくれて、今からスタートできるよと言わんばかりの状態で私の目の前に置いてきた。
「最初のアイドル、誰が良い?」
そう言われて私は悩んだ。キャラ的に好きな子はいた。でも、ずっと頭の中に残ってるアイドルがいた。
「白線の子が良い。」
白線の子。名前は葛城リーリヤ。
あまり普段では好きにならないキャラだ。
どちらかと言うとわたしの好きになるキャラはことねちゃんとか、リーリヤの親友の清夏ちゃんが好きなのだ。
とりあえずやってみる。うん、やっぱりあんまりこういう性格の子は自分の好みではない…かもしれない……
この学園アイドルマスター通称「学マス」はタップゲームなんだけど(ウマ娘みたいに育てていってスコアを競い合う)最後3位までに入れば一応クリアみたいな感じで、クリアをするとステージで歌う姿が見れるのだ。
しかもすごいのは、3位だとまだちょっと下手で、2位、1位と上がっていくとどんどん歌が上手くなっていく。まさにアイドルが成長する姿が見れて、応援したくなるシステムになっている。
まんまと沼にハマってしまった私。夢中でリーリヤをやり続ける。そして最初ちょっと音痴かもと思ってた彼女だが、聴けば聴くほど癖になっていき、1位をとってTRUE ENDを迎えた時にはパフォーマンスが上手くなった成長した彼女を見てまじで泣いてしまった。
てか、ライブ映像良すぎでは…????
※ここから早口になります
あのリーリヤが…弱気で内気なリーリヤが、「みんなーーー!!!」って声出してるのも最高だし、楽しそうにステージで走り回って歌って踊るのも最高だし、なんならあーーーここ、ほんとは振り付けあるのにライブだと踊らないんだーーーーーぬおおおかわええええってなって撮影なんてできなかった。今だに彼女のライブを見ることに必死になり、撮影ができない。自動撮影くん、ありがとう。でも全然良いところ撮ってくれないからやっぱり俺のリーリヤは自分で撮らないといけないと強く誓う。
てかカメラアングル良すぎて…
『やっと踏み出すこの一歩なんて』の部分で足を映すとか、『もう願いに嘘はないここが好き!』の部分でリーリヤから見た客席を映すとか、製作陣、オタクと解釈一致すぎる。ありがとう、マジでありがとう。オタクをわかりすぎている。最後の『愛しているよぉぉ!』ライブバージョン最高です。泣く。泣くしかない。ありがとう。
それでね、私最初に言ったじゃん、白線ってスタートライン的な?って。
改めて歌詞を見るとそんなことは一言も書いてなくて。「白線」って飛行機雲のことを指してるんだよね。でもね、あながちスタートラインって解釈は間違ってないんじゃないかなぁって思って。(※インタビュー記事とかは何も見てないので、まじでただのオタクの妄想です。)
飛行機雲が白線を描いて、もっと高く羽ばたきたいというリーリヤは飛行機のように飛びたいと願ってるわけでしょ。ここから始めるという意味でもそんな風に捉えてるのよ私は…
てゆうか改めて歌詞見たらめちゃくちゃ良くてまた泣いた。なにこの名曲…オタクを殺しにきてる……アイドルになりたいけど、自分なんかじゃなれるわけない。でも、なりたい。未来はわからないけど、自分の気持ちはわかってる。なりたい、アイドルになる!
『不安と期待とがアンビバレント』
まさに、この歌詞そのもので、常に不安と期待で気持ちがいっぱいいっぱいなんだよね。不安はたくさんあるけど、やっぱりアイドルが好きでアイドルになりたい、そんな想いがどんどん伝わってきて、最初の一文から最後の一文まで、良い…良すぎる……。
最後のサビで、『でも声はもう気づいてる』が『でも「君」はもう気づいてる』に変わってるんだよ。「君」っていうのは私たちプロデューサーのことだと思うんだけど。君が信じていけたからもっと飛躍していける、自分を今までアイドルになれるなんて信じられなかったけど、君だけがずっと信じてくれたから、君の言葉は信じられるよってことでしょ?????(拡大解釈)もうさ、もうさ。泣けちゃうよ〜〜!!!これもはやリーリヤの小説だろう……リーリヤを説明するにはこの曲聴けばわかるだろ……ってなる。芥川賞だよ……もうね、私この子大好きだわ。
そんなリーリヤちゃん、先日誕生日を迎えて新曲を出したんです。これもまためちゃくちゃ良かった。とんでもなく良かった。まだ聴き込んでないからもっと聴いて解像度を高めたいそんなところ。
でね、リーリヤ以外にもやるわけですよ。そうなるとどのアイドルもみんな好きになってしまって、全員ソロライブ見てえな!!!ってなるわけよ。曲が良い…まじで曲が最高……1曲ずつ語りたいところだけど、また次の機会にでも。とりあえずさ、サブスクに全部あるから聴いてくれ。
「初星学園」で検索すれば出てくるので…!
あとさ〜〜〜この学マスの有能なところが、サブスクで曲が出るのが早い!優秀!!!ありがとう!!!!私がこんなにハマったのも曲がきっかけだからさ、まじで有能だよ!!!!
みんなも時間があったらやってみてね、そしたら推し教えてね!ではでは!
サポートしてくれたらめちゃくちゃ嬉しいです〜!!!!これからも頑張れそうです!よろしくお願いします!