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高校生インターンが切り拓く“農業メタバース×ショート動画”の未来
ここ数年、「農業×テクノロジー」というキーワードを耳にする機会が増えています。AIを活用した生育管理やロボットでの自動収穫など、今や農業の現場は日進月歩で進化中です。しかし、こうした先進技術がまだまだ一般の人には遠い存在に感じられているのも事実です。
そこで登場したのが、「メタバース×農業」を掛け合わせた新しい学びと体験の場です。現在、メタバースプラットフォーム「Roblox」で“未来の農業”を体験できるゲーム「未来の農業シミュレーター」を提供し、収穫祭など多様な企画を実施してきました。
その取り組みの一環として始まったのが、「農業メタバース×ショート動画コンテスト」。そして、注目すべきはこのプロジェクトを中心的に動かしているのが、高校2年生のインターン生・Mayuさんだということです。
今回は、「なぜ高校生が主導して農業メタバース企画を進めているのか?」という背景や、ショート動画コンテストの内容、そして続くインターンを募集している理由などを、じっくりと掘り下げていきます。
1.農業×テクノロジーへの関心が高まる背景
農業分野では、就労人口の高齢化や担い手不足、気候変動への対応など、多くの課題が山積しています。その一方で、テクノロジーは急速に進化し、センサーやAI、ブロックチェーンなどを活用した高度な農業技術が次々に登場しています。
しかし、これらの先端技術をどう普及させ、どう日常レベルで理解してもらうか…そこが大きな壁でした。いくら技術が進化していても、「難しそう」「自分には関係ない」と感じられてしまっては広がりにくいのが現実です。
そこで農業web3コミュニティ「Metagri研究所」が注目したのが、ゲーム感覚で未来の農業を体験できるメタバース空間です。
「Roblox」という世界的に人気の高いプラットフォームを活用することで、子どもから大人まで幅広いユーザーにリーチ可能になります。さらに、このメタバース空間の特色を活かしてコミュニティイベントを開催することで、楽しみながら農業について学べる場を作り上げました。
2.「未来の農業シミュレーター」とは?
「未来の農業シミュレーター」は、Roblox上でプレイできるバーチャルな農業体験ゲーム。野菜や果物を植えて育て、収穫し、出荷する──そんな農業の一連の流れを手軽に味わうことができます。
特徴的なのは、ただ畑を耕すだけではなく、ドローンやIoTセンサーといった先端技術を取り入れた“未来型”の農業を仮想空間で再現している点です。プレイヤーは自分のアバターを使いながら、トマトやナス、お米などの作物を育てたり、ロボットの力を借りて収穫を効率化したりする体験を楽しめます。
このゲームが狙っているのは、「農業=古い産業」という固定観念を覆すこと。最先端の技術を自然と調和させることで、若い世代にも魅力を感じてもらえる新しい農業モデルを提示することを目指しています。
3.高校生インターンが企画運営をリードする理由
今回のショート動画コンテストを主導しているのは、高校2年生のMayuさん。農業、ビジネス、テクノロジーに興味があり、地域の伝統野菜の普及活動や遠隔農業システムの開発など、多彩な活動を行っているそうです。
3.1 高校生ならではの斬新な発想
若い世代は、SNSや動画プラットフォームを日常的に使いこなし、ショート動画を拡散する能力に長けています。大人が思いつかないような発想やクリエイティブな企画を次々と生み出せるのも、高校生ならではの強みと言えるでしょう。Mayuさんが「ショート動画コンテスト」を提案したのも、ユーザー参加型のアプローチを自然に発想できるからこそ。
農業を「古臭い」と感じる同世代にこそ、メタバースを通じた新しい学び方を訴求したい──そんな思いが彼女の企画の原動力になっています。
3.2 コミュニティマネジメント力を培う
高校生インターンとはいえ、企画から運営、Discordでのコミュニケーションまで一貫して携わることで、ビジネスの基礎的なスキルを実践的に学べるのも大きな魅力。「ただの勉強」ではなく、実際に多くのユーザーが参加するイベントを自ら動かしていく体験は、将来のキャリア形成にも役立つでしょう。
また、テクノロジーリテラシーが高いだけでなく、“人を惹きつける力”も必要になるため、人とのコミュニケーションやチームワークといったソフトスキルが自然に磨かれていきます。
4.ショート動画コンテストの狙いと魅力
4.1 楽しみながら学べる農業体験
ショート動画コンテストのテーマは「未来の農業シミュレーターの面白さや可能性を伝える1分以内の動画」。プレイ中に起きたユニークなハプニングや、自動化された収穫ロボットの使い方解説、友人同士でワイワイ作業する様子など、視点は自由です。
動画づくりを通じて、参加者自身が「こんな未来の農業があるんだ!」と体験し、思わず誰かにシェアしたくなる気持ちを掻き立てることが狙いだといいます。
4.2 SNSとの親和性
ショート動画はSNSとの親和性が非常に高く、1分前後の短尺なら気軽に視聴・拡散が可能。TikTokやInstagramのリール、YouTubeショーツなど、各プラットフォームへシームレスに投稿できる点も大きな強みです。
その結果、「農業に興味はなかったけど、面白そうだからやってみた」という新規ユーザーの流入も見込めます。高校生が撮った動画だからこそ、同年代の視聴者に刺さる可能性もぐんと高まるでしょう。
4.3 旬のみかん5kg&コミュニティポイント
コンテストで上位受賞した参加者には、嬉しいプレゼントも用意されています。静岡や愛媛など、名産地のみかん5kgが贈られるというから、農業を体験しつつ“本物の味”も楽しめる二重の喜びがあるわけです。
5.インターンシップの意義:次世代リーダーの育成
今回のように、高校生インターンが一つのプロジェクトを牽引する例はまだ珍しいかもしれません。しかし、Z世代こそがこれからの社会変革の中心となる時代、彼らに実践的な場を用意し、挑戦を後押しする仕組み作りはとても重要です。
また、参加する高校生にとっても、単に業務を学ぶだけでなく、新規プロジェクトを立ち上げる経験や、コミュニティ運営に携わるスキルを身につけられる貴重な機会です。学業と並行して大きなイベントを動かすのは決して簡単ではありませんが、それだけ大きなやりがいと成長が得られます。
続くインターン生を募集!
Metagri研究所では、今回のショート動画コンテストに限らず、「農業×テクノロジー」や「メタバース」「NFT・web3」などに興味がある若い人材を随時募集しています。
具体的には以下のような活動を想定しています。
企画・運営サポート:イベントアイデア出しから告知、当日の進行管理など
コンテンツ制作:メタバース空間のアイテム設計やショート動画の編集
コミュニティマネジメント:Discordを中心としたコミュニティ運営、ユーザー対応
もし、学業の合間にでも「農業の未来を一緒に創り上げてみたい」「自分のアイデアをメタバースやweb3の文脈で試してみたい」という方がいれば、ぜひ一度、Metagri研究所の活動内容をチェックしてみてください。実績がなくても、好奇心とやる気があれば大歓迎です。
まとめ:若い力が起こす“農業革命”に注目
「未来の農業シミュレーター」でのショート動画コンテストは、“農業の楽しさを、最先端のメタバースで表現する”という斬新な試み。その中核を担うのが高校生インターンの存在であり、彼らの柔軟な発想と実行力こそが、これからの農業界にとって大きな武器になるでしょう。
同時に、今回のプロジェクトは単なる一過性のイベントではなく、若い世代が自ら課題に取り組み、新技術を組み合わせてイノベーションを起こす試行錯誤の舞台でもあります。
これを機に「自分も何か面白いことをしてみたい」「メタバースやweb3に興味がある」「農業の未来に可能性を感じる」という方が、少しでも行動を起こすきっかけになれば幸いです。今後もMetagri研究所は、農業とテクノロジーの融合を軸に、ワクワクするようなプロジェクトを生み出していくことでしょう。ぜひあなたも、この新しい農業革命の流れに加わってみませんか?
もしインターンとして関わってみたい、あるいはこのコンテストに興味を持った場合は、Metagri研究所の公式サイトやSNS、Discordコミュニティをのぞいてみてください。新しい未来を共に創り上げる仲間を、いつでも歓迎しています。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。