オンラインセミナー プラットフォーム「Peatix」のNFT認証を活用した新たな可能性と今後の課題
最近、イベントを実施するプラットフォームであるPeatixがNFT認証を導入しました。それをきっかけに、その恩恵やこれからの課題について振り返りたいと思います。
今回の内容は音声でお話した内容を抜粋して紹介しています。
併せて音声も聞いてみていただけると幸いです。
Peatixとは
Peatixは、イベントやオンラインセミナーを主催するプラットフォームで、2011年のサービス開始以来、全世界で840万人の会員を獲得しました。私自身もユーザーとしてだけでなく、Metagri研究所というコミュニティでセミナーを主催する際に毎月のように利用しています。
今年の5月25日、PeatixはサービスとしてNFT認証を開始しました。
この認証により、私は早速、6月22日に行われる「AI技術×農業」をテーマにしたセミナーで、NFTを持っている方限定での無料参加で提供開始しました。
PeatixのNFT認証を活用した良い点について
PeatixのNFT認証を取り入れてみて、特に3つの利点がありました。
管理の手間の軽減: 以前は、チケットを無料で提供する際に、申し込みフォームでウォレットアドレスを記入してもらう方式を取っていました。しかし、それがNFTを持っているかどうかを確認する確かな手段ではありませんでした。NFT認証により、その確認がシステム的に可能となり、管理の手間が大きく軽減しました。
新しい体験の提供: ユーザーからは、新しい体験としてNFTを使って無料でイベントに参加できることを喜んでいただけました。NFTを持つ意味が具体的に体験できることで、NFTの価値がさらに高まったと感じています。
内部とのつながりの強化: NFT認証の導入にあたっては、PTXのエンジニアや広報担当者と直接やり取りする機会がありました。これまでユーザーやイベント主催者としてしかPTXと接点がなかった私にとって、内部の人々とつながりを持つことができたのは大きな進歩でした。
今後のPeatixのNFT利用と課題
NFTの利用については、すでに「AI技術×農業」セミナーや「Discordの初心者向け」セミナー、「石垣島マンゴーのオンライン観光農園」といった3つのイベントで実装され、認証の実施が始まっています。
これだけで私は早くもPeatixにおけるNFT認証のヘビーユーザーと言えるかもしれません。
しかし、課題も存在します。一つは、毎回イベントをするごとにNFTの情報をPeatixの担当者に共有し、数営業日待たなければならないという点です。これは、すぐにNFT認証を使えるという状態にはまだ達していないという現状を示しています。
さらに、現在はNFTがまだ普及していないため、その活用には一部のユーザーにとって難解な面もあります。しかし、これらの課題を解決し、更に多くの人々がNFTの活用のメリットを体感できるようになることを期待しています。
以上、PeatixのNFT認証の導入とその活用について振り返りました。新しい技術を積極的に取り入れて、その可能性を追求するPeatixの姿勢は、私たちユーザーやイベント主催者にとって大きな魅力となっています。
これからもその発展を楽しみにしています。
ぜひ、一緒にNFTを通した新たな体験いただけると嬉しいです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。