CHANKの音楽のルーツ【4】〜EMO編〜
久しぶりに音楽のルーツを話していこうと思う。
最近X(旧Twitter)で記事を書く欄ができたから、そっちでも書いている。
もはや違いがよく分からない(∵)…。
CHANKの音楽のルーツを話していこう。
49BALLの記事の方ではUseless IDの事を書いたが、今回はEMO・SCREAMOブームの頃の話をしようと思う。
まず、POPPUNKの流行が2000年代初頭に流行したのだが、その流れから徐々にEMOと言う言葉が出て来た気がするのだ。
ジャンルとしてはエモなのだが、エモじゃない気もする。
元々はエモと言ってもエモーショナルハードコア、略してエモコアからの、エモって感じ。
『エモい』なんて言葉が生まれたりと、世界中が一時期EMOにまみれていた時期があった気がする。
更にサブジャンルでスクリーモやポストハードコアなんて言葉もあるのだが、これはこれでもうジャンルが多様化しすぎて今となってはあまり意味がよく分からない。
この辺に詳しい記事は沢山あるので、もうここからはわたしの思い出話をして行こうと思う。
まず、THE USED
このバンドの破天荒な感じと、そして演奏力の高さやファッション性の高さは10代の頃の自分にとってはセンセーショナル過ぎた。
このアルバムが出た時の衝撃は半端じゃなかった。
1発目の爆発力が本当に衝撃的だったのを覚えている。
このアルバム1曲目の『Maybe Memories』が最高過ぎるのだ。
テンションの高さと言い、リフと言い全てが100点なのだ
このギターのお洒落な事、素晴らしすぎる。
ちょっとゴスっぽい頃だが、この曲の美しい旋律とメロディは未だに素晴らしいバラードソングだと思う。
LIVEバージョンの半音下がった方がカッコよかったりもする。
ボーカルのバート・マクラッケンは最高にイカしている。
ファッションからスクリーム・シャウトから危ない感じがすごいするのだ。
そして、元ドラムのブランデンは今RANCIDのドラムだ。
この人も当時めちゃくちゃお洒落で、よく服装を真似していた。
そして、BASSのジェフの少し高めに持つスタイルがマジでカッコイイ。
ギターのクイン・オールマンのギターフレーズのお洒落さ、もはや神レベルである。
そして、当時はGOLDFINGERのジョン・フェルドマンがプロデュースしたバンドでハズレナシと言われていた程で、そこから激熱である事も間違いないのだ。
そして、お次はこれはもはやみんな大好きであろう『RUFIO』である。
スクリームする事は無いが、とにかく曲が速い。
ただ、EMOかどうかと言うとちょっと怪しい部分があるが、一応その頃のバンドなので挙げておこう。
間違いない。
背中の上で回る意味の無さよ。
高速のギターの刻みに狂喜乱舞するギターキッズが急増した気がする。
専門の頃に初めて聞いたのだがアルバム1枚分ギターを耳コピしたのは懐かしい思い出である。
パンクとメタルを掛け合わせたかのようなザクザクしたリフがたまらないのだ。
とにかく全部聞いた気がする。
本当にこの洗練された感じがたまらないのだ。
とにかくライブがカッケーのと、ボーカルの声の細さもなんか良いのだ。
ソロ作品も出てて、まんまRUFIOで、ソングライティングはこの人がメインで全てやっていたのかなと思った。
このカバーアルバムは最高である。
とくにSTRUNG OUTのカバーもだが、全部最高である。
お次はSTORY OF THE YEARである。
これも腐る程聞いたであろうバンドである。
未だに楽器をついつい回してしまうのは、このバンドからの影響が多いかもしれない。
TAKE ME BACKのようなハードコアのようなハードロックのような男らしい感じが素晴らしいのだ。
Until The Day I Dieの爆発力はマジで癖になるぜ◎
Take Me Backのこの最初のスライサーがカッコ良すぎる。
そして、とにかくライブのサーカス感がすごいのだ。
ハイテンションのこのライブはマジでかっこいい◎
お次はFUNERAL FOR A FRIEND
このバンドも最初はスクリーモ路線直球だったのだが、2ndからはもう少しHC色が強くなった印象である。
新宿に昔、ブートでVHSとか売ってるお店があって、その店で新譜とかも売っていた。
そこでついついジャケ買いしてしまったのがこのバンドである。
聞いてみたら大正解で大当たりだったのを覚えている。
もはや全て好きだ。
もうね、全部聞いてほしい。
久々に聞いたけど、テンションが上がる。
我が青春よ!!!!
そして、お次はFINCH
Drive-Thru Recordsの異端児と言われたこのバンドは、この1枚のアルバムで最高傑作を作り上げたと言っても過言では無い。
次からのアルバムはパンチが無いと思うのは個人的な意見ではある。
とにかく音の良さもだし、どこか涼しい感じのサウンドメイクなのだが、未だにこのアルバムの音どうなってるんだか謎である。
LIVEも良い音なんすよ。
本当にこのロングトーンシャウトは伝説に残るであろう。
YELLOWCARD
来た!わたくしがだいぶ影響を受けているバンドである。
このバンドはヴァイオリンがメンバーで居るバンドで、中々異色なメンバー構成になっているのだ。
ただ、メンバーチェンジも多く休止と解散を繰り返している。
しかし、アルバムは毎回名曲揃いで本当にグッドメロディで好きである。
因みにYELLOWCARDは元々メンバーが音大出身なので、音楽理論もしっかりできているバンドなのだ。
だから、サウンドの詰め方がすごくうまい。
構成が非常にしっかりしているのだ。
本当にもっと多くのアルバムを出して欲しいと思う。
NO USE FOR A NAMEに元々影響受けてたらしいが、一切微塵もその辺感じないところもまたオリジナリティがあって素晴らしい。
結構衝撃的だったのが、映画SPIDERMANのサウンドトラックに入ってたこの曲である。
これだけ作り込まれて完成されたバラードは本当に作れるのが羨ましい。
いつか挑戦したいものだ。
MAE
ピアノエモと呼ばれるジャンルの中でも、ボーカルのメロディラインが美しすぎてすごく好きである。
パンクの名門だったTOOTH AND NAIL RECORDSから出したのもまた衝撃的だったな。
レーベルが急に路線を変えたのかって位に驚いた記憶がある。
もはや伝説とも言えるこのアルバムは是非とも聞いてほしい。
1stも好きなのだが、最後の3部作もとてもストリー性があって好きである。
春先になるとなぜか聞きたくなるのがMAEの爽やかさを物語っている。
ピアノから曲を作ってるかは分からないが、メロディの当て方がギターで作った時とは全く違う感じがするのだ。
この感じも耳に残るのが素晴らしい。
FALL OUT BOY
言わずともがなであるが、このバンドは売れすぎてどうなんだ…エモと言えるのか?よく分からないが、1stを聞いたのが19歳くらいの頃だった気がする。
最初聞いた時はかなり衝撃的だったな。
そして、この曲のリズムとメロディ、最高過ぎるぜ。
今までに感じた事が無い躍動感とエモさ。
もはや何も言う事は無いかもしれん。
楽器を高めに持ち、そして少し字余りのように歌うのもR&Bの要素が入っているのかロックとうまい事融合してて素敵である。
そして、このアルバムが出た位で多くのフォロワーを生み、似たような歌い方のバンドが相当増えた気がするのだ。
この独特過ぎるクセの強い歌い方。
この頃から世界中でエモボーイ・エモガールのような今で言う東横キッズのような服装の若者が増えた気がする。
髪の毛をアシンメトリーにして、スキニーとか履いて、めっちゃくちゃ小さいTシャツを着る。
そして、靴はVANSかコンバースで日記ではエモい事書いちゃう感じね。
つまりは中二病って事ね。
そして、My Chemical Romance
通称マイケミと呼ばれてた彼らは、ゴス色がかなり強かった気がする。
曲は非常にポップでキャッチーなのがまた素敵。
やはり代表的なのはこの曲であろう。
世界的に大ヒットした曲と言えば、まさにこれであろう。
素晴らしく完成された、まるでオーケストラのような楽曲である。
ちょっと迷ったがForever the Sickest Kidsもあげておこう。
結構聞いてたんだけど、今となっては派生型のバンドだから主流ではない気もするんだよな。
てことは今度はRunner Runnerも入れておかないといけない事になる。
元々このバンドはOVER-ITのサイドバンドである。
このWRONGWAYが名曲過ぎて未だに好きなのだ。
挙げ出すとキリがないのだが、他にも沢山あるがとりあえずここまでにしてみよう。
過去記事も良かったら読んでくださいませ◎