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あの日あの時あの場所で覚えた不思議な違和感から感じた恐怖
もう10年位前の話、海からすぐ近くの町に住んで居た事がある。
歩けば海まで5分位の片田舎の町。
都会と違って、空にはトンビが飛んでいる。
パンを食べて道を歩いてたら、空からトンビに襲われてパンを持って行かれた事もある。
緩い空気と、ゆっくりと動く時間が最高であった。
ところが、自分が住んで居たマンションは本当に『ヤバい家』だった。
人には民度と言うものが存在する。
その土地の価値観や、常識があるからかもしれないが、確かに民度の高低差とは近くで接すると身をもって感じる。
それを踏まえて自分が住んで居たマンションは家賃5万。
家賃5万で1DKの風呂トイレ一緒の、よくある一人暮らし用のマンションである。
ここでネックなのは5万円と言う金額だ。
一見すれば非常に魅力的な安さかもしれないが、裏を返せば、『5万円迄しか払えない』人が住んで居る事にもなるのだ。
人間性はお金で変えれない価値がある事は充分に承知の上だし、金持ちだろうが貧乏だろうが糞のような人間は糞だし、そのまた逆も勿論存在する。
「5万円しか払えない」のと、「5万円以上払えるけど払いたくない」のでは、大きく民度が変わって来る。
自分が体験・体感した中ではそこに民度は存在していた。
家賃は高いに越したことは無いが、稼ぎの中でやりくりしなければならないのであれば、固定費をなるべく浮かせる事が重要だ。
勿論、一軒家であれば問題無いが、集合住宅の場合は当然のように様々な人が住んで居る。
違う価値観や常識を持ち、あるいは人種が違うかもしれない。
「あの団地の子と遊んじゃダメよ。」
一昔前の日本では親から聞かされていた今となっては意味がよく分からない親から言われる台詞。
偏見が生む社会の中、団地に住む人を総じて否定をするカルチャーが存在していた。
ここまでの文面だとマンションの住人の全てがヤバい人が住んで居ると感じるだろうが、まさに正解である。
ヤバい人とは、日常に潜む闇、狂気の凡人の事である。
分かりやすく反社の方では無く、日常に潜む当たり前として存在している、ふと我に返った時に感じる闇や狂気の部分。
![](https://assets.st-note.com/img/1729739897-nSglXPCiT69xA1k7jIKhvyUo.jpg?width=1200)
まず、発狂している住人がなぜか両隣の部屋で存在している事からスタートである。
もう既に雲行きが怪しすぎる。
元々自分はそのマンションに4年位住んで居た。
その間の部屋の住人の入れ替えが2~3組変わって行くローテーションである。
要するに2年契約で更新せずに出て行くスタイルだろう。
その間、なぜか自分が住んだ部屋の量部屋からは悲鳴のような発狂のような声が聞こえて来るのである。
ある時は女性の金切り声の時もあるし、男性が酒に酔っぱらって大声出している時もある。
人間の氣とは、土地に憑くイメージが強いが、前住んで居た住人の氣を受け取り、毒されて行っているかの如くである。
異変は他にもあるが、異変の声が聞こえると、非常に怖い。
真夜中に電話で喧嘩をし、缶ごみをガンガンに投げる音。
俺も俺で真夜中に掃除機かけたり洗濯機かけてたから近所迷惑も良いところだったが…。
いつの時間もなぜか奇声を発したり、恋人同士の喧嘩のような声も聞こえたり、ありとあらゆる部屋から異様な生活音が聞こえてきたのだ。
ここで伝えたいのは、他者への民度を伝えたい訳では無く、同じ波動の人の元に寄せられて集まって来るのが集合住宅のような気がするのだ。
自分の中のエネルギーが変わると、それまでの付き合いがあった人間関係が急速に変わったりする。
不思議とライフスタイルが変わると、稼ぎも変わった。
そこでようやく家賃5万の家からおさらばする事ができたのだ。
引越しをする直前が本当に酷かった。
最後に隣に住んでた住人からの監視をするような目。
あれは本当に恐怖だった。
お節介なのか何かと絡んで来るし、少しでもうるさいと壁をドンドンしてくる。
真夜中でもインターホンを押し、クレームを言って来る。
ただ、うるさい音を立てる自分がそこには居たので、その時点で何も文句は言えずだが…。
どっちもどっちな状態だが、5万円の家賃とは、「5万円払える範囲の人達」が大半住んで居る事は間違いない。
だからこそ、その金額並の民度になるのだ。
それは卑下する訳では無く、自分自身も同じである。
逆に高級タワマンに住んで居れば、その金額を払える人間が住む訳で、こうした問題にはならないだろう。
普段の生活で他人と極力関わり合わない選択を金額で判断した場合、より高い方が住み心地は良い。
少なくとも自分はそうである。
固定費を下げるとする事は合理的だが、メンタル面で考えればそれなりの家賃のところに住む方が居心地は良いと感じるのだ。
家賃5万の以前住んで居た場所は当時は住みやすかったし、多分事故物件では無いのだが、出てから周りの人間の異常さが非常に気になった。
引越しを手伝ってもらった友人にもそれは言われた。
決してその日常は当たり前では無かったのである。
自分の生きる環境のど真ん中に居ると中々こうした狂気の異常さには気づけないものである。
違和感に気付いた者は是非とも一度一歩引いて自分を見た方が良い。
環境を一気に変える方が人生は変わるし、良い状況を作り出せる。
波動の高い場所に住む=家賃の高さ。
ここは重要。
ただ、幾ら高くとも、忌地・穢れ地に住めば、土地の気にやられてしまう。
ただ、これも自分の身体に搭載されたエネルギーにもよるから、身体の中のエネルギーを高めて強めれば、いかなる忌み地であっても、土地と共鳴しあえるのだろう。
話は逸れたが、家賃が安いにはそれなりに理由がある。
事件・事故が無くとも、人と人との間では曰く付きなのであーる◎