キャンプ場経営で借金は絶対にしてはいけない理由
コンサルさせていただくなかでよく受ける質問の一つに、「初めてキャンプ場経営する場合金融機関からいくら融資を受けられるか?」があります。
融資希望者金の事業経験にもよりますが、初めての方であれば融機関からは融資を受けられても最大で500万円程度だと思います。
事業融資は金利が高い上に、返済スパンが5年程度と短期間での返済が求められます。
自己資金無し、融資前提の方に必ずお伝えしていることは、「初めて事業をやるのであれば絶対借金しないでください」とお伝えしています。
融資返済については単純試算するだけでも厳しさがわかります。
キャンプ場平均稼働率をクリアできても赤字が出るレベルです。土地契約から借入した場合、オープンまでは半年かかるとすると、
半年は返済だけの期間となり、オープンしても全国平均稼働率まで持っていけない場合は赤字が続くこととなります。
1.キャンプ宿泊料は単価が低い
キャンプ場のサイト単価平均は5000円程度です。ホテルなどに比べてかなり単価は低いので売上のトップラインを上げるには単価を上げるか、サイト数を増やすか、稼働率を上げるかのいづれか必要となります。
単価上げるには相場を超えたサービスや価値提供、サイト増やすためには開拓費用が必要となり、稼働率を上げるには平日を含めた集客が必要となります。
ここでは詳細は触れませんがどれもサラリーマンが個人でやることは容易ではないことから、売上のトップライン引き上げには戦略を立てて対応する必要があります。
2.いきなりは集客できない
そもそも全国平均並みの稼働率が実現できるかどうかです。20%と聞いて低いと感じられるかも知れませんが、キャンプ場は土曜日以外はほとんど埋まらないためこのような実績となっています。あくまでも平均値なので、人気キャンプ場とそうでないとのでも大きな格差があると思われます。
オープンしたてで認知率の低いキャンプ場ですとそこまでもっていくことは容易ではありません。
私のキャンプ場の場合、営業日は金、土、日の3日間ですが、稼働率は18%程度です。
昨年が14%ほどでしたので、徐々に増加してきてもこのレベルです。
3.500万円なら頑張れば貯められる
決して安くはありませんが、500万程度であれば身銭を切って行った方が断然リスクが低いと思います。サラリーマンとしてこの程度の貯金ができないと、事業自体を回すことは難しいと思います。その上で更に資金調達の方法などを、検討されても良いと思います。
資金調達についてはこちらの記事をご覧ください。
キャンプ経営に関わるコンサルティングを「ココナラ」で請け負っておりますので、更に詳しく知りたい方は「ほたる村」と検索してみてください。 戦略を立てれば、単価向上、稼働率向上も可能性は大いにあります。あくまでもキャンプ場経営における一般論を述べさせていただきましたので、戦略立案においてもサポートさせていただきます!
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