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農業体験民宿に必要な設備と備品
もともとこの宿を立ち上げるにあたって、もともと住んでいた方が、息子さんの住む都会に引っ越すということで決まった物件だったため、家の中の設備は全て空にして、さらに不動産屋さんの関係しているハウスクリーニングさんにも入ってもらってからの引き渡しとなった。
綺麗になったとはいえ、この住まいを宿として活用するためにまずお願いしたのは畳替え
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宿として使うにはかなり畳がへたってきていたため、この部屋の畳は表だけ新しくすることに、どこの畳屋さんに変えてもらおうかと妻が目星をつけたのが
甲府の小澤畳工業所さん。こちらは熊本産のイグサにこだわり、自分で畳表を買い付けてくるというこだわりが、折角の宿なのだから、畳は国産にこだわりたいよねということで、こちらにお願いした、ついでに、障子も、付き合いのある新海建具屋さんを紹介していもらい、そちらで貼りなおしてもらうことに。和室のしつらえはやはり地元の業者さんが安心。
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小澤さんの畳工場には何やらすごいマシーンがあった
部屋から畳を取り出して
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一枚一枚場所の表示を書き込んで部屋の畳を運び出す。
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新しい畳と障子に張り替えるだけでぐっと素敵な部屋になった。
和室は8畳なので、4人まで就寝可能。こちらは布団を敷くことに
もう一部屋は約6畳間の洋室。というか、こちらはあとから外付けで建て増ししたプレハブ住宅になっている
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こちらはフローリングなのでベッドを置くことに、今回は狭い部屋を有効に使うために親子ベッドを入れることに
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カーテンは防炎仕様のものを購入
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宿泊業取得で、消防法の要件としてカーテンとカーペットは防炎仕様でなければいけないので、カーテンの多い家を改装すると実は馬鹿にならない金額になったりします。今回上石田のおうちでカーテンを付けるのは、プレハブ造りの洋室の3か所で済みました。
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宿の収容人数について
宿の収容人数は寝室の広さによって決まってきます。
上石田のおうちの場合、寝室として使える部屋は2室
和室8畳間に洋室6畳間の広さがあります。
1人当たり3.3㎡の広さ、つまり1坪分の広さが必要なので
最大収容人数はこの場合8畳間に4人、6畳間に3人で
7人が泊まれるね!
ということで、7人分の寝具を用意することに。
このうち親子ベッドが2台なので、ベッド用にシングルのマットレスを2つ
敷布団を5つ、掛布団を7つ、枕を7つ用意しました。7人のうち3人は洋室ですが、一人は床に敷布団と布団で寝てもらう計画です。
さらにリネン類として、敷布団カバー、掛布団カバー、枕カバーの3点セットを共通で7人分用意しました。
またお客様の利用するタオル類は、バスタオルと、ハンドタオルをそれぞれ10名分購入、使い捨て歯ブラシもネットで検索して購入です。
宿泊業の取得時に必要な設備とは
さて、色々な備品も追加で購入を計画していくのですが、
簡易宿所の許可を取得するのに絶対必要な設備は何かというと、
①消防法令適合通知書をもらうための消防設備
今回でいうと
火災自動報知器 ⇒業者に設置を依頼
防災カーテン
避難経路図
②宿泊業として必要な設備
今回でいうと
宿泊人数分の寝具 (7名分)
トイレ設備
洗面設備
風呂設備
これだけです。飲食業許可は取りませんでしたので
厨房施設は必要ありません。というか宿泊業として台所は必須ではないです。
ですから最短で宿泊業の許可を取りたければ、
消防署で相談して、その施設に必要な消防法令適合通知書をもらうための消防施設を設置し、検査を受けて通知書をもらう
トイレと洗面所と風呂が機能するように補修、清掃する。
寝室の広さを確認して寝室に収容できる人数を決め、人数分の寝具をそろえる。
これで許可は下ります。
畳がきれいでなかったり、障子が破れていたりしても、台所に冷蔵庫や電子レンジが備わっていなくても大丈夫です。
逆にそれらは保健所への申請が終わってからでも間に合います。
なるだけ早く収益化するためには、お客さんが泊ってくれることが一番なのですが、民泊にしろ、簡易宿所営業にしろ、許可証の番号と許可証のコピーがないと、宿泊予約サイトへの登録が出来ません。
ですからまずこの部分だけは早めに決定して必要なものは購入する必要があります。
とはいえ宿泊予約サイトの登録には、エアコン、WIFI、カギの明け渡し方法、室内設備の登録などの多くの項目と
写真の登録
というのが待っています。この写真を撮影するために、その宿のオーナーのこだわりが関わってくるので、どんな内装、設備にしていくかが決まってくるのです。この何を置いて、何を用意するのかという部分は
全てかみさんの決定にしたがう
のが夫婦円満のコツ・・・というより我が家の鉄壁の掟です。
私がこんなんでいいんじゃないとうっかり購入したものを置いたとたん
何度ボロクソに罵倒されたことか(とほほ)
センスがない人は考えない方がいいです。
で、購入品についてはカミさん主導で粛々と進めていったのでした。
(続く)