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「パルスオキシメーターの数値が高ければ本当に問題ない??」

みなさんこんにちは!
第590日目を担当する理学療法士の小徹です!
Blogを閲覧いただきありがとうございます!

Step①:おさらい
 Spo₂は経皮的酸素飽和度、これと非常に似た言葉でPao₂は動脈血酸素分圧という意味でした。
パルスオキシメーターはSpo₂を計測し数値化するもので、Spo₂からPao₂を予測する機器でした。
二つの数値の関係性は解離曲線が有名ですが、下図のようにSpo₂からPao₂の予測と、体の中の状態を大まかに把握することができました。

最初 (2)

また酸素化の流れをイメージすると回転寿司とよく似た関係性でしたね。

画像3


Step②:Spo₂の数値が高すぎることも問題!
 実際に臨床の場面においてSpo₂の数値を考えた時に、常に100%を目指したほうがいいのでしょうか?
…答えは「NO」です。
もう一度最初に提示した図(Spo₂とPao₂の関係性を示したもの)を見てみましょう。

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