知っていないと差がつく!応用歩行を見るポイント〜方向転換の臨床基礎編〜
本日も臨床BATONにお越し頂きありがとうございます。
臨床BATON189日目を担当します脳外臨床研究会 触診講師・触診アシスタントの橋本一平がお送り致します。
僕自身は臨床経験12年目の理学療法士です。今まで急性期、回復期、訪問、老健、デイケア、デイサービス、そして、現在は生活期の病院で日々臨床に向き合っております。その中で、患者様が自宅に復帰する為に何が必要かを考えた時に基本的な動作に加えて、応用動作や応用歩行の必要性を感じております。
そんな私が今回お送りするブログは知っていないと差がつく!応用歩行を見るポイント〜方向転換の臨床基礎編〜です。
前回のブログでは知っていないと差がつく!応用歩行を見るポイント〜サイドステップの臨床基応用編〜を書かせてもらっていましたので、ご興味があれば一度覗いて下さい。
*気になったブログには「スキ」や「コメント」もお待ちしています。
私自身、訪問リハビリで勤務していた時に、患者様や家人様に言われたことがあります。
・病院にいる時には歩けたのに、、、
・リハビリの先生となら歩けたのに、、、
・家に帰ると歩けなくなった、、、
などの声をよく聞きました。
私自身、病院での歩行練習を思い返してみると、担当患者様が自宅復帰する為の歩行練習をしているつもりでした、、、しかし、その歩行練習に問題がありました。
実施していた歩行練習というのは、広いリハビリ室内で直線的な歩行練習ばかりを行っていました。
では、ADLの中での歩行や動作というのは、
この7つのADL歩行や動作を駆使して、自宅内での動作が行われています。
特に、方向転換、後方歩行、サイドステップ についてはADLの中でも多く使用する動作になります。これは実際に自宅内を移動する際に意識してみてください。
無意識で行っているので、ほとんどの方があまり意識していないことが多い動作であり、意識するとADLの中での多さにびっくりすると思います。
その中で今回は
知っていないと差がつく!応用歩行を見るポイント〜方向転換の臨床基礎編〜についてブログを記載させて頂きます。
はじめに
普段の日常生活の中で、私たちが歩く時に直線的に歩く事は珍しいと思います。皆さんも想像してみて下さい。家の中を歩く時に病院やリハビリ室などの長い廊下や広い部屋はあまりないですよね。直線的な歩行よりも方向転換などを使っていく事が多くなります。
また、方向転換は人混みなど街中などの屋外歩行時にも必要になる動作であり、方向転換は歩行時のみではなく、移乗動作、入浴動作、家事動作などの動作においても、必要な動作となります。私たちが生活する上で欠かすことのできない応用的な歩行となります。
皆さんも自宅を想定するにあたり、方向転換は切っても切れないものであると思いますので、是非参考にしてもらえればと思います。
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