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無料ブログ 時期別の病院の特徴や学べること 〜急性期について〜
おはようございます(^ ^)
本日も臨床BATONへお越し頂き、ありがとうございます。
453日目の無料コラムを担当するのは理学療法士のゆーすけです。
今回のコラムのテーマは時期別の病院の特徴や学べることです。
私は臨床経験15年の中で急性期の経験しかないので、急性期についての内容についてお伝えしていきます。
15年の中で2つの病院を経験していますが、最初の病院は総合病院で脳卒中、整形外科、消化器外科、呼吸器などのリハビリを経験しました。
ほとんどの分野でまず始めに離床が関わってきます。
離床の際に安静度は大まかに医師からの指示としてあったとしても、離床を進めるにあたってのバイタルの変動や目の前での反応(痛み、顔色、訴えなど)を自己で判断することが求められます。
離床する際にはバイタルや目の前での反応に何かしら少なからずの変化があります。
そのまま進めるのか、それとも中止した方がいいのか?
学生時代はアンダーソンの基準などを参考にすることもありましたが、本質的には疾患ごとや、患者様ごとの合併症にもよります。
そうなってくると疾患の知識が必要になってくるので、疾患や手術に対しての知識をつけ、疾患の回復過程や手術記録にも目を向け情報を取りに行くようになります。
2つ目の病院は同じ急性期でも整形外科に特化した病院で、整形外科術後患者様を多く経験しました。
整形外科は主に痛みと向き合うことになりますが、ここでは炎症による痛みと
そうでない痛みが明らかに違うことが学びとなりました。
特に手術見学をすることで術中にどの組織にどのような手術操作が加わっているかを知ることで、患者様が術後に訴える疼痛に理解できることが多くなりました。
急性期はリスクがあって怖いなどの飛び込んで行く上でのハードルの高さはあるかもしれませんが、医療的に多くを吸収できる場がある時期であると思います。
自分自身、急性期でしか働いた経験はありませんが、回復期や地域で働く機会があったとしても、心理的なハードルはそれほど高くないように思います。
ゆくゆくは地域で働きたい方や回復期で働きたい方にとってもどういう状態を経て回復期に入ってくるかを知ることで、より患者様をイメージしやすくなると思います。
そういう意味では初めに急性期を経験することはその後のキャリアにおいての
基盤になると思います。
今回の内容が少しでも臨床へのヒントになれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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