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無料コラム ~患者様との思い出~

本日も「臨床BATON」にお越しいただきありがとうございます!
424日目を担当します、ランニングを趣味としていますが暑い中で走るのに耐えかね、夏の間だけトレーニングジムに通っています、ミッキーです。

今回は「今でも覚えている患者様との思い出」をお伝えします。
僕がコミュニケーションの問題でやってしまった失敗とそこから来る教訓について書いていきます。

作業療法士になって1年目か2年目のことだったと思います。
新たなデイケアの利用者様のリハビリを担当することになりました。

体の痛みを訴えている利用者様でした(どの部位かは忘れてしまいましたが…)。
痛みに対して対応しようと一所懸命リハビリしていたつもりでしたが、
ある日次回から別のセラピストに変わってほしいという要望があり、担当を交替することになってしまいました。

自分では「えっ?!なんで?!」という思いで全く理由がわかりませんでした。

利用者様が言うには「あのリハビリの人はカルテばかり見ていて私を見てくれない、話を聞いてくれているのかわからない」とのことでした。

一所懸命していたつもりで、カルテや症状ばかりに目が向いてしまっていました。
その話を聞いて初めてカルテばかり見てしまっていたこと、話を聞いていたつもりで利用者様に目が向いていなかったことに気づかされました。

僕は1つのことに目が向いてしまうと他のことに目が向かなくなってしまうことがよくあります。
この時もカルテに書いてあることや痛みの訴えばかりに気を取られて、利用者様の気持ちや思いに目が向かなくなっていました。

この体験からカルテや症状だけでなく、利用者様の目を見て、話を聞いて、共感する姿勢もリハビリとして大事なことであると感じました。

1人の人間として利用者様・患者様と向き合うことの大切さを感じられた経験となりました。

いまだにコミュニケーションは苦手で様々な失敗をすることがあります。
その中でも失敗から学んでいき、繰り返さないようにすることの大切さを感じています。

以上で今回のコラムを終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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次回の更新もお楽しみに!

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