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歩行獲得に必要な“股関節伸展”と“足底感覚”
みなさん、おはようございます🌞
本日も臨床BATONにお越しいただきありがとうございます!
第587日目を担当する理学療法士のシミーです!
私の記事では、臨床13年の経験をもとに、患者様のことをどのような視点で考えていくのかということをメインにお伝えしています。How towよりも、“考える”という部分にフォーカスした内容になっております。私自身が臨床で理解できなかった経験からどのように考えていけば解決の糸口が見えてくるのかということをお伝えしていきます!興味がある方は是非最後まで読んでください。
今回のテーマは『歩行』についてです。
歩行を獲得するために必要なことは非常に多くのことがあります。
その中でも歩行を獲得するために、「股関節伸展」と「足底感覚」が必要となります。なぜ、必要になるのかをまとめていきます。
▶︎はじめに
歩行の獲得において皆さんはどのようなことを目指しているでしょうか?
歩行はヒトの生活を支える上で基本的な行動様式となります。歩行は生活の中で目的ではなく移動するための手段ということです。
よって、できるだけエネルギーを消費することなく運動することが望ましいということです。
歩行の獲得を目指していく方はさまざまですが、総じてエネルギー効率が低下していることが考えられます。
歩行は半ば自動的に運動を継続することができます。そうすることで歩行中にも様々な活動を並行して行うことができるようになります。
円滑な歩行が困難な方は歩行することだけに注意を向けて、会話することもままならないような状態にあるということもあるのではないでしょうか?
そのような状態から一歩進んでいくための内容となります。
▶︎歩行運動出力を発現する脊髄神経回路
歩行運動における体肢の周期的な運動出力は、中枢神経系のなかでも下位の階層(脊髄・脳幹)に歩行の基本的リズムを発現する神経回路が存在し、運動出力を生成あるいは修正するようなメカニズムを備えているためと考えられています。
こうした基本的リズムを発現する神経回路を中枢パターン発生器(central pattern generators:CPGs)といいます。
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