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後方歩行を安定させるために〜足関節に着目した考え方②〜

いつも脳外ブログ 臨床BATONをご購読頂きありがとうございます。

本日も臨床BATONにお越し頂きありがとうございます。

臨床BATON380日目を担当します脳外臨床研究会 触診講師・触診アシスタントの橋本一平がお送り致します。

そんな私が今回お送りするブログは後方歩行を安定させるために〜足関節に着目した考え方②〜をお届けしていきたいと思います。


前回のブログでは後方歩行を安定させるために〜足関節に着目した考え方①〜を書かせてもらっていましたので、ご興味があれば一度覗いて下さい。

*気になったブログには「スキ」や「コメント」もお待ちしています。


 皆さんは応用歩行についてどのように考えて、臨床で評価治療していますか?

 また、応用歩行は知っているけど、どのようにしてADL動作と結びつけていますか?

私が新人の時は応用歩行の練習は行なっていましたが、正直応用歩行と結びつけができておらず、なんとなく行なっていることがほとんどでした。

応用歩行をどのようなADL動作にむすぎつければ良いのかもわからず、また、学校でも応用動作や応用歩行についても教わっていなかった為に、何をどのように見れば良いのか分からないというのが正直な思いでした。


それと同時に「とりあえず歩ければ、家に帰っても歩けるから歩く練習をたくさん行なって歩けるようになって帰ってもらおう」という考えもあり、応用歩行や応用動作を深く考え、評価、治療していませんでした。

しかし、実際に自宅に帰った際、患者様や家人様からの声として、

・家に帰ると歩けなくなった、、、

・リハビリや先生となら歩けたのに、、、

・家と病院では全然違う、、、

・歩く以外の練習をほとんどしていない、、、

という言葉を訪問リハビリに行って、聞かされて時に初めて衝撃を受けました。

実際に、病院で行なっていた歩行練習は「前方への歩行」がほとんどであり、自宅で使えるものになっていないことに気づきました。

自宅内での歩行においては、前方歩行ではなく、応用歩行や応用動作の方が多くなります。
その為に、自宅では転倒する危険性が高くなります。

その理由としては、

① 病院と違い、直線距離が短い

② 曲がり角が多い

③ 障害物が多い

④ 道幅が狭い
など多くの環境的な要素があるからです。

自宅を想定した歩行を獲得していく為には、自宅に合わせた、応用歩行や応用動作を主体とした歩行練習や動作に切り替えていく必要があります。

応用動作や応用歩行の理解を深めて、患者様の評価治療に繋げていくためにブログを書いていきますので、最後まで購読してみて下さい!!



はじめに

前回は後方歩行と足関節の関係性を書かせてもらいました。

その時に、後方歩行の荷重応答期では衝撃の吸収を担っており、前足部で荷重して、衝撃を吸収しながら踵部に体重を移行していくことで、足関節背屈角度が増加していることやそれに伴う筋肉について書いていきました。

今回は、足部の中でもとても大切な「足底アーチ」について話をさせてもらいます。
前方歩行においても大切になる「足底のアーチ」ですが、当然、後方歩行においても「足底アーチ」は重要なものになります。
足底アーチを理解することで、後方歩行に対しての理解がさらに深まると思いますので、是非、読んで頂けると嬉しいです。


1、 後方歩行とは?

後方歩行を理解し、動作分析を行う為にはまず、後方歩行の正常歩行がどうなっているのか把握することで、分析や評価の質が上がりますので、まずはこの部分をしっかりと押さえてもらい、臨床の中で患者様をみてもらえたらと思います。

後方歩行についてのブログは過去にも基礎編など記載しているので是非みて下さい!
#臨床BATON 応用歩行


2、 後方歩行と足部アーチについて


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