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なぜ意識障害は問題となるのか?

おはようございます🌞
本日も臨床BATONにお越しいただきありがとうございます!
366日目を担当する、理学療法士のシミーです!

私の記事では、臨床10年の経験をもとに、患者様のことをどのような視点で考えていくのかということをメインにお伝えしています。How towよりも、考えるという部分にフォーカスした内容になっております。私自身が臨床で理解できなかった経験からどのように考えていけば解決の糸口が見えてくるのかということをお伝えしていきます!興味がある方は是非最後まで読んでください。

先月は、【どうすれば触診が上達するのか?】というテーマで触診の上達についてお伝えしました。興味がある方は是非、下記のリンクより覗いてみてください!


本日は『意識障害』についてお伝えしていきます。

意識障害といっても非常に幅が広いため、本日の内容は意識障害がなぜ問題となるのかということに絞りました。

意識障害がなぜ、問題として取り上げられるのか?アプローチしていく上で欠かすことのできない思考過程ですが皆さんは整理できているでしょうか?きちんと整理していくことで問題点と問題点の繋がりが見えてくるので、患者様のリハビリテーションを進めていくための視点の一つとして読んでいただければ幸いです。


○意識障害が問題点となる理由

まず、結論からお伝えします。

意識障害があるということは「脳が機能していない状態にある」ということです。

当たり前のことですが、人間が活動するためには必ず脳が機能することが必要になります。

例えば、上下肢の可動域に制限がないとしても、筋肉が収縮しなければ“運動”は起きません。
筋肉の収縮も反射的なものではなく、意図して協調した筋収縮が連続することで複雑な運動が可能となり、さらに複雑な運動が連続することにより“動作”につながります。そして、基本動作が可能となることで意味を持つ行動が可能となります。意味を持つ行動が“行為”といいます。

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